3Dマトリックス(7777)の現状と今後についての雑感【2017年10月】

いつもお世話になっております!

フィスコさんから3Dマトリックスのレポートが出ましたね。

さっそくチェックしてみたぞ。

今後の展開について自分用メモとして残しておきます。

良かった点!

・2018年1Qの欧州販売は会社計画を達成!

⇒ヨーロッパとアジア、中南米で止血材の販売計画は上回っていたとのこと。

議論のあったヨーロッパの止血材の販売計画はもともと24百万だったそうな。

 

ということでマトちゃんの2018年1Qの止血材売上実績27.4百万だったので計画値達成していたということになります。

いつも思うんだけど、フィスコさん、Y版とか見てるんじゃないんですかね。笑

わざわざ()つきで計画値まで出してきました。

 

ただ岡田社長の決算説明会でも、欧州については「前4Qと同程度の月間販売からスタート」って思いっきり書いているからな。

前4Qは36百万なので、24百万っていう3割減の数字を同程度っていうのかよってツッコミは入れとかないと……。

後出しで「今1Qの計画値は24百万だった。だから未達じゃない!」ってフィスコを通じて言ってるんじゃねえだろなっていう不信感がちょっぴり。

さすがに考えすぎなんでしょうけど。

 

一度不倫をされた女性はこんな気持ちになるんだろうか。

勉強になるな。

だけど愛してるから信じちゃう。

全く乙女なyukiyukiさんだぜ。

 

っていうかあれだな。

こんなことになるなら最初から各期の地域別の計画を出しておけば良いだけなのに。

マトちゃんの計画値はあんまり細かいところまで気にせず、あくまでも実績値で自分なりに判断するのが良いのかもしれません。

 

・オーストラリアは絶好調!

オーストラリアについては、昨年は初期ロットすら捌けなかった惨状だったため、今回もたまたま1Qで大きな受注→出荷があっただけじゃないかと不安でした。

今回のレポートでは、サラリと「Maquetからの受注は第 2四半期に入ってからも継続的に入っている」との一文が。

これが一番うれしかった。

オーストラリアでの需要は本物のようですね。

昨年の通期で6.1百万だったのが、今期は1Qだけで37.6百万

さらに上の金額分が全部捌けているっていうことで、今後の売上推移がとても楽しみになりました。

それにしても癒着防止材としての利用を発見してきたマッケ様は素晴らしいね。

 

止血材用途だけだとこんなに伸びてなかったでしょ。

韓国の承認が遅れまくっていますが、早く決まってほしい。

ヨーロッパでの需要が不透明なだけに、アジアで今期の全社売上計画3億を達成しちゃうくらいに伸びていけば株価も見直されると確信しているんですが……。

*レポートではアジアでの通期売上が1億超える可能性も出てきたって書いてありますが、ここは若干気になった。1Qだけで37.6百万の売上実績が上がって、さらに継続的に受注が入ってきてるなら1億くらいの売上は楽勝な気がしますが……。

・癒着防止材はやっぱり有望!

何年も止血材の治験を始められないアメリカ。

癒着防止材については今期中にも臨床試験計画を提出し、早ければ再来年の2020年4月期には上市できるかも、ということ。

まぁこれは本当にスムーズにいった場合のスケジュールですが、癒着防止材については止血材のように競合品も少ない一方、市場規模は大きい(2021年には1200億)し、製品特性からいっても競争力がありそうなんで相変わらず期待しています。

ブログでも何回も何回も書いていますが期待しています。

止血材は、当初の販売見込みからは年単位で遅れを続けていて、小さな内視鏡領域でしか実績が出ていない中、間違いなくマトちゃんの事業収益の柱になり得るパイプラインかと。

 

この前、IRに質問をしたけど担当者がいないってことで返事をもらえなかった内容についても書いてくれています。

3Dマトリックス(7777)のIRに電話で決算について質問をしてみたぞ!

2017.09.15

Purastatの適応拡大という形でいくか、癒着防止材という専用製品を開発をするかは、複数の候補品で有効性試験をして検討している段階のよう。

purastatでも耳鼻咽喉科領域で約50%の術後癒着率を、4%に低減できたとのことなので十分だという意見もあろうかと思います。

ただ個人的にはぜひとも100%に近い癒着防止効果や患者の負担感を和らげることを目指し、ゲル強度などを改良した、最適な専用製品の開発に取り組んでもらいたいと思います!

次世代止血材のように、常温保存できる等、低コストな製品ならなお良し。

(……今のマトちゃんは量産できるほどの受注がないこともあって、原価率が商売ってレベルじゃねーぞってくらいに高い)

 

あと特許の問題もあるしね。

purastatの適応拡大よりも、別の「癒着防止材」という候補品を開発して、合わせて特許を取っちゃったほうが長期的に競争力を維持するためには良いのでは。

相手は何といっても世界最大市場のアメリカ。

岡田社長曰く「最も新規製品の承認を得るのが難しい」アメリカ。

日本の最初の止血材申請のように絶対に負ける訳にはいかないぞ!

 

ここでガツンとお金も多少の時間をかけてでも、これまでのペプチド技術を結集して最強「癒着防止材」開発にこだわってくれ。

 

繰り返し。

癒着防止材については、ずーーーーーっと言ってますが一番ワクワクしています。

むしろマトちゃんの命綱になっちゃってるような……。

悪かった点!

・purastat(止血材適応)はやはり内視鏡分野+αしか取れないんじゃないか?

その他の分野においては既存の製品を凌駕するほどの競争力は持っていないという判断をせざるを得ないのが現状。

内視鏡分野の止血材市場は欧州でいうとわずか10億と極小。

後出血予防材の適応拡大が承認を受けても100億か……。

 

なんのせ後出血予防材の追加試験がめちゃくちゃ重要ですね。

これが成功しないと中計の販売計画の未達も決定的!

欧州パートナー契約の遅延及び契約金の減額も決定的!(そもそも本当に決まるのか……って話も再燃します)

 

上場当初、3000億ある止血材市場において、最大シェアを誇るフィブリンからの置き換えを進めていき上市から数年で100億売り上げるぜー!!って言われていたpurastat。

ですが実際は「闘える」対象マーケットはかなり限定的だった。

欧州で内視鏡以外の分野で売上を上げていくには、次世代止血材の開発を待つことになるでしょう。

 

日本でも同様。

とりあえず内視鏡限定での治験を行うこととなりました。

その他の分野は次世代止血材で実施するんじゃないでしょうか。

アメリカでも止血材よりも癒着防止材の開発を先行させていくような感じです。

 

欧州やアジアでは、代理店を通じて内視鏡以外のより市場規模の大きい領域にも販売拡大できるよう働きかけていきたいとのことですが、普通に考えたらそれだけ画期的な製品なら代理店も進んで大きな市場から攻めていくと思うんですよね。

それが、むしろ一番小さい内視鏡領域から販売を進めている現状。

おそらく止血材が上市をしてKOLに使ってもらっている段階で、「一般の外科領域ならあえてpurastatを選ぶほどのもんでもないけど、内視鏡で使えるのは良いな。こっちで売れよ」みたいな反応が多かったんじゃないかと予想します。

今回のレポートでも、次世代止血材の上市に伴うpurastatの売上成長の鈍化の可能性や、他製品からのpurastatへの置き換えの不透明性を指摘されています。

 

競合製品って本当に大事。

だけど素人にはその辺が判断がなかなかできない(会社にも判断できてないんだから……)

 

競合品がない後出血予防材や、競合品が少なく今後さらに大きな市場拡大が見込まれる癒着防止材の開発進展が3~5年後の売上のカギを握っているでしょう。

今期中に期待される主な材料!

・歯槽骨再建材の治験結果

・TDM-812の治験結果

・後出血予防材の治験結果

・癒着防止材のアメリカでの治験計画届の提出

・purastatの韓国・カナダ承認

 

いずれも重要になってきますが、あえて言うなら後出血予防材でしょう。

仮にこれが失敗すると相当キツイ。

ちょっとショックで立ち直れないかもしれない。

 

今後のヨーロッパでの販売計画の見直しはもちろん、日本の治験結果に与える影響も無視できん。

他の材料が全部達成できなかったとしても、後出血予防材の治験にだけは成功してほしいです。

 

まとめ

・とりあえず1Qの販売計画は全エリアで達成した(……計画の妥当性はともかくとして)!

 

フィスコさんはいつもワクワクするレポートを書いてくれます。

まぁ会社がお金で書いてもらっているレポートですので、その辺は冷静に見るようにしています。

歴史も証明していますし……。

特に欧州の販売実績が前4Qよりも下回ったのが「誤差」と言い切っちゃってよいものなのか……?

なんのせ頑張れマトちゃん!

そろそろ誰もがぐうの音も出ない実績を出してくれ!

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2 件のコメント

  • yukiyukiさん、こんばんは。
    私もフィスコを読みましたが、yukiyukiさんのように深く分析できません。
    読み解いてもらって大変有難いです。
    オーストラリアで、マッケが癒着防止剤として販売しているんなら、ヨーロッパでも販売できないんでしょうか?(癒着防止を目的とするPurastatの使用は、CEマークの範囲内なんでしょうか?)

    GNIは暴落するし、サンバイオは急騰するし、バイオ銘柄は訳が分かりません。
    私は低位安定で落ち着きのある3DMを、今日も100株買い増してしまいました。

    • もぐらさん、いつもありがとうございます!
      僕もそう思うんですよね。
      ヨーロッパについてはIRにも聞いたんですが「担当者がいない」で答えは得られませんでした。
      オーストラリアだけが耳鼻咽喉科領域でも使用できるんですかね……。
      でもオーストラリアもCEマークを基に承認しているので、普通に考えたらCEの範囲内だと思うんですが。
      各国のニーズの違いもあるのかもしれません。

      今回のGNIの値動きはいかにもバイオでした……。
      勉強になりました。
      F351の中国のフェイズ2に成功すれば、さすがにこのような値動きにはならないと思ってるんですが。

      今後ともよろしくお願いいたします!

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