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UMN(4585)がアピにUNIGEN株を売却したぞ!今後の会社の行方は?

いつもお世話になっております。

どうもワタクシです。

国内のインフルエンザワクチンの承認が下りず、事業計画の抜本的な見直しが必要になったUMNファーマさん。

ついにUNIGENの株式をアピに売却しましたぞ。

3週間前に社長が今後注力していくとした原薬輸出事業は、アピに引き継がれていくことになります。

短期間で変わるUMNの方針に、パニック状態が良く分かります。

 

目次

UNIGENはアピの100%子会社に!

ワクチンの国内承認申請取り下げ直後は、もう一つの柱である原薬輸出事業に活路を見出すとしていたUMNですが、短期間で断念せざるを得ない状況になりました。

これはもうしょうがないですね……。

そもそも承認されなかった時点で、工場は手放さざるを得ないと思っていました。

そうしないと資金が回らない。倒産ですから。

 

UMNからするとこれまで莫大な投資をしてきて、原薬輸出の目途も立ってきていたので(実際、UMNの計画通りに行くかは分かりませんが)断腸の思いだったでしょう。

ですが、もうどうしようもなかった。

適切な判断、というよりも、時間がない中でこの選択肢しかなかったという感じです。

これでUMNはワクチンの製造機能は手放すことになります。

 

つい数か月前までUMNが2本柱と位置付けていた国内ワクチン0502の販売とFlublokの原薬輸出。

2本ともバッキリと折れて終わったという結論です。

 

でも個人的には国内企業のアピで良かったと思います。

外資とかに安く買い叩かれるのは嫌だもんなぁ。

 

ひとまず早期の倒産は回避!

UNIGEN株式の売却により、早期の収益化の柱は失いましたが、一方でひとまず倒産リスクは回避されました。

UNIGENの債務に関する連帯保証人の地位もアピへと引き継がれましたので、UMNの返済履行義務はなくなります。

大きな痛手を打ったけど、最悪の事態はギリギリのところで逃れました。

 

UNIGENの譲渡により債務超過も解消され、工場の維持費も今後かからなくなることから、手元現金から考えると今後1年間の事業存続は大丈夫。

さてその後はどうしていくか……。

暗くなりすぎるのもアレなので、これから期待できそうなものを以下に考えてみました。

 

0502の韓国での臨床試験の進捗!

日東製薬にライセンスアウトしている0502の韓国での臨床試験で好結果が出て、販売の目途が立つことにまず期待をしたいです。

日本でダメだったものが韓国ではどうなるか、という点にも興味があります。

 

そして取引の流れがどうなるか、です。

従来まではUMN(=UNIGEN)が原薬を日東製薬に供給し、日東製薬が最終製品の製造及び販売を行うとしていました。

UNIGENを手放したことでこの辺がどうなるか非常に不透明なんですが、多分0502自体の権利はUMNが保有してるんだから、UMNが間に入ってアピ(UNIGEN)に原薬製造を委託して、さらに日東製薬の販売に対してロイヤルティーを貰うんじゃなかろうかと。

 

これについても、詳細はUMNとアピと日東製薬が交渉していくことになろうかと想像します。

現時点では数字は全く読めませんし、そもそも0502の承認についても大いに不透明ですが、今のUMNにとっては韓国・東アジアでの動向は微かな光でありましょう。

 

ノロワクチン2002の進展!

これは本当に開発に成功してほしいよなぁ。

ノロウイルスのワクチンです。

インフルもノロもどちらにも罹ったことのあるワタクシにすれば、圧倒的に辛いのがノロです。

このワクチンが上市されたら絶対に毎年受けるぞ! どんな高くても受けるぞ! 有効性が2割くらいでも受けちゃうかもしんない。

 

UMNは現在、第一三共とともに共同で研究開発を行っています。

ただまだ基礎研究の段階ですし、収益化はまだまだ先の模様。

とはいいながらも臨床入りの目途が立てば世界初のノロワクチンへのインパクトは相当大きいでしょう。

一時期、UMNを買っていたときもインフルよりもむしろこっちへの期待からでした。

全然進展がないので諦めモードでしたけど、弾がなくなったUMNが第一三共を嗾けてノロワクチンの開発に注力してくんないかなぁと思ったり。

ノロの開発進展が見られたら、応援するために1枚くらい買いますよ!

 

ってことで既存のパイプラインは乏しい状況。

これらのパイプラインに注力するのか、はたまた新たなシーズ探索に取り組んでいくのか。

会社側からの発表が待たれるところです。

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まとめ

・UMNがUNIGENを手放す! 内部資源だったワクチン製造機能は消滅。

・一方で製造機能を売却することで、莫大な維持費等は回避。

・今後の方針は未定。

 

ただ製造機能がなくなったUMNってどうなのかな。

研究開発力があるとも思えないし、ひとまず債務超過は脱したとはいえ、このままだと再度の債超転落も時間の問題。

会社としての魅力はあまり感じられません。

時価総額は未だに40億を超えています。

 

個人的にはまだ高いと思います。

 

UMNよりもさらに時価総額が安いメドレックスのほうが買いたくなってしまう……。

まぁメドレックスも厳しい状況なのは間違いないですし、外部環境もトランプさんの影響で不透明なので今は無理をするところじゃないのかも。

 

あ、愛する3Dは好調で嬉しいんですが、なんかまた一時的な上げなような気がしないでもありませぬ。

どうなるでしょうかね。

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました_(._.)_

 

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