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デルタフライが資金調達完了間近!いざ勝負の22年3月期へ!

いつもお世話になっております!

長かったデルタフライの増資ですが、ついに終わりか見えてきました。

3月19日時点で、残り195,000株。

今回の新規発行株数に占める割合は21%です。

年初からTwitter上でも、YH報告が続く中、なんでぼくはこんなワラント蟻地獄に陥っているのだろうと自問自答していたのですよ。

出来高6万くらいしかないのに、2万も行使されたりさあ。

そりゃ株価も下限付近まで落ちちゃうよ。

毎日毎日精神を擦り得らして稼いでる小金も減っちゃうよ。

しかーし。

そんな状況にありながらも、ぼくはず――――――っと耐え忍んできたわけです。

なぜならば! 

デルタフライファーマを愛しているからだ!

そんじゃあ自分のために今後のデルタ行方を整理しておこう。

目次

行使完了後の株価は?

こんなこと分かれば苦労しないわけですが、少なくとも需給面では改善します。

その日の売買の1/3が行使だったこともあるので、この3カ月はなかなかに辛かったぜ。

提携先の日本新薬が、ようやく10917の日本での治験開始を決めたときも6万株行使され、株価はあえなく寄り天。

アメリカ3相が成功すれば勝手に時価総額500億円になると思っている10917絡みのネタだっただけに、涙もちょちょぎれた次第ですよ。

だからこそ、需給の改善だけでも大きいと思ってるわけです。

直近のワラント銘柄だと、グッドパッチにしても、ビートにしても、オウケイウェイブにしても、それこそシンバイオにしても、増資終了から上がり調子になっている銘柄が多い印象です(全部調べたわけではありませんのであしからず)。

デルタの場合、最近は出来高が細くなって、行使も1日1万ペースまで落ちてきたところに、突如イナゴさんが入ってきてくれました。

出来高爆増で、ワンチャン今月中にも捌ききれる勢いです。

のアイコン画像

ふっふっふ。待ちわびていたぜ

今後のカタリストについて

というわけで、増資が(ほぼほぼ)終わったところで、現状のカタリストを整理しておきましょう。

行使売りがなくなって、素直に上がりやすくはなるかもしれないしね。

・17729の1相終了と2相開始

喫緊出てきそうなのが17729フェーズ1終了アナウンス。

2月27日の日経セミナーで社長も発言していました。

1相は安全性試験なので、ここで問題になることはないでしょう。

そのまま間をあけることなく、患者数を増やしての一気通貫2相入りの予定です。

四季報には22年3月期も報奨金「等」見込むの記載。

会社四季報

現状の提携先といえば17729の日本ケミファと、10917の日本新薬。

そのうち、日本新薬のフェーズ1はさすがにこれから患者さんへの投与を開始して、来期中に終わっちゃうってことはないと思うので、報奨金があるとすればこの17729の1相成功か2相開始でしょうか。

繰り返しになりますけど、1相は安全性試験なのでここで問題になる可能性は低く、それでも2相入り等でマイルストーンが入ってくるならおいしいです。

ただ金額的には1~2億くらいでしょう。

・14323のPFS(無増悪生存期間)の判明と提携先確保!

個人的にかなり注目しているカタリスト。

なんでかっていうと、この14323(末期の肺がん治療薬)の協和化学との提携交渉が株価急落の要因となったからです。

<DFP-14323(がん免疫療法剤)の2相>

・既存の抗がん剤アファチニブの半量20mgとの併用
・2相は26名(内、脳転移ありは10名)
・ステージ3・4の患者対象
・ほぼファーストライン

さらに、提携解消されたパイプライン3相のために増資もしちゃって、株主が「リスク高すぎ―!」って引いてっちゃった印象です。

だからこそ、ここで別企業との提携に成功できれば、信用全回復! 

希薄化分を差し引いたとしても、株価は提携解消前の2,000円くらいに戻ってくれるんじゃないかと期待しています。

下記の通りPFSは現時点で15ヶ月くらいで伸長中と想定。

アファチニブ単剤だとファーストラインで13.8ヶ月、脳転移ありで10.1ヶ月とかいう数字があったりしますので、14323をアファチニブの半量と併用させることで、副作用を減らすだけではなく有効性も高められる可能性が。

ラジオで質問したところ、「日中での3相を計画中。今回の増資で調達した資金で日本の治験は行うが、中国の分は中国の提携候補先に全額出してもらう。治験データは素晴らしいもので、提携解消は協和化学さんの事情によるもの。中国の提携候補先にも評価されている」との回答を得ました。

今んところ株式市場にはあんまり信用されていませんが、ぼくは自分の質問に回答してもらったという、完全によろしくないファン心理バイアスが働いてしまいましたので、提携実現を期待しています。

PFSの結果判明や中国での特許取得後、契約に至るのでは。

そして今は契約実現よりも、PFSをどこまで伸ばせるかに注視しています。

4月に入れば16ヶ月、5月に入っても出なければいよいよ17ヶ月が見えてきますので、そこくらいまでいけば期待値も一段あがるんですけど。

あわせて日本でのパートナーも確保すると見込んでいます。

なお、前の提携先の協和化学からは2相前に2億円の契約一時金、2相開始時に1.5億円のお金をもらっています。

新たな国内や中国企業と契約する場合、デルタ側が難易度の高い2相分のリスクを受容したので、その分は契約金に転嫁できる可能性があります。

<これまでのデルタの契約一時金の事例>
・10917の国内ライセンス⇒フェーズ1前で5億円
・14323の国内ライセンス⇒フェーズ2前で2億円
・17729の国内ライセンス⇒フェーズ1前で1億円

いままでのデルタさんの契約は、すべてその開発地域では臨床前のものでした。

はじめて自社で臨床を進めた後での契約規模がどの程度になるのか、さらに中国分がどれくらいの契約金額が見込めるのか。

ワンチャン……と期待してるんですけど、どうなることでしょう。

・11207の2相と提携の行方

デルタフライの中でも最大市場規模を誇る11207。

来期よりフェーズ2開始予定になっていますけど、今のところ分かっているのが……。

・フェーズ2はかなり大規模な比較試験が必要
・アメリカはコロナの影響が強いので、中国と日本での実施を検討
・お金がないのでフェーズ2は提携を前提(→ぼくがIRさんに聴いた時点では。違う回答をされている方もいらっしゃるかもしれません。)

こんな感じ。

これもヤクルトから6.5億くらいの開発協力金をもらっていたのですが、ヤクルトはその後、開発を断念。

そーせいのように提携解消からの復活を期待したいところ。

もちろん提携先が決まらず「やっぱり自社でやるわー! つきましては輪転機を回しますで候」パターンも頭の片隅には入れておきましょう。

のアイコン画像

規模がデカすぎるので、個人的には自力パターンの可能性は低いとは思ってるけど……。

・10917の組み入れ進捗!

デルタさん最大パイプラインの10917。

患者組み入れの進捗が株価にも大きく影響してきそう。

直近では実施施設も39まで拡大。

デルタフライ説明会

患者組み入れ完了から期待相場が始まると思います。

会社計画では4~6月となっていますけど、さすがにそれはキツいと予想。

これから加速しても9月くらいではないかと勝手に想像しています。

社長インタビューによると、提携は「治験結果の前後のタイミングでインパクトのある会社と」とのことです。

のアイコン画像

治験に成功さえすれば……

・14927のフェーズ2開始!

10917のDDSである14927。

4月からフェーズ2開始とアナウンス済みです。

10917がコケちゃったらどうなるのかなとも思うけど、ほかのバイオもどっかの領域がコケても他の領域で開発継続ってパターンやまほどあるので、これはこれで進めていくのでしょう。

「フェーズ3は大規模な比較試験になるが、フェーズ2はそこまでお金もかからないため、手元資金で実施できる」とのことです。

4月のフェーズ2開始開示待ち。

・10825の臨床試験開始!

個人的期待値の高い10825。

がん患者の腹水を止める核酸医薬品です。

これもアメリカのコロナの影響から、日本で来期フェーズ1開始予定。

着実に進めていってねというところ。

現在の財務状況

現在の増資が3月に終わると仮定して、2021年3月末時点での現預金残高は22~23億くらいと想定。

四季報によると来期は「営業赤字再拡大」とのこと。

仮に2020年3月期の事業費用16億くらいまで増え、マイルストーン1億円とすると15億のキャッシュアウト。

現預金10億は切らさないと思いつつ、逆に言えば半年から9カ月くらいは次の資金調達リスクは低いと見込んでいます。

あとは来期の業績予想や新規契約の見込みなどで、増資の有無や時期や判断していくことになりそうです。

ただし10917が成功すれば、時価総額は500億くらいになってもおかしくないと思うので、10%刷ったら50億ゲット出来ます。

楽勝楽勝。

はい捕らぬ狸のなんとやら。

……それにしても。

これだけ自力治験、10917なんてアメリカ3相大規模比較試験で、対象施設倍増させつつフルで走らせて、今期の事業費用は12億ほどで着地見込み。

コスパ良すぎでしょ。

なんでここまで評価されないトンボなのかが分かりませんよ。

子供にとってのオニヤンマくらい希少価値あるじゃん。

ほんと資金調達だけうまくやってくれれば(とにかく株価あげないと……)、さらに加速度的に開発を進められるのに。

世のバイオマニアであるキミたちの目から見たらまた違うのかな。

それはともかく、一旦、増資地獄は解消して、ここからは上げ上げターンに突入していってくれることを期待しています。

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • yukiyuki様
    いつもバイオ銘柄、デルタフライに関し、
    有益な情報を更新してくださりありがとうございます。
    以前からデルタは関心があり昨年少し株を購入しましたが、
    yukiyuki様のブログを読み、僕なりの大量購入にいたりました。
    私からお返しすることはできないので申し訳ないのですが、
    引き続き有益な情報発信をお願いいたします。
    図々しくてすいません。

    • シュリアルさま

      コメントありがとうございます!
      デルタフライのホルダーさんなんですね!
      そのお言葉だけで大変励みになります。
      ありがとうございます。

      ただバイオは水物なので、今は上がっておりますが地合いによって大いに下がることもあり得ます。
      資金管理には十分ご注意の上、お互い今後のデルタに期待しましょう!

      また見に来てください!
      引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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