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ウィーンの世界一美しいカフェで一番高い飲み物を飲んできた。

ユキユキさん、ウィーンで名物のザッハトルテを食い尽くす記事の第2弾。

なんと第2弾と言いながら、前回書いてから半年以上経過……。

つまり大昔の話。とてつもない怠惰さですよ。

それはさておき。

 

美術史美術館内のカフェでザッハトルテを食べてきました。

ここは世界一美しいカフェと言われてるそうな。

 

やれやれ……。

日本人はよく「世界一」って言いたがるけど、キミたちもかい。

他にも世界一って言ってるところ山ほどありそうじゃん!

 

オーストリア人はみんな背が高く、スタイルも良いので、ぼくは持ち前の日本人コンプレックスを炸裂しそうになりそうでしたが、そこは「てやんでえ。逆に見下してやるぜ」みたいな変な気持ちで、世界一美しいカフェに向かいました。

 

目次

ここから長い前置きに入ります。

グーグルさんのナビにしたがって地下鉄に乗ります。

んで降りてっと。

テコテコと歩いてっと。

歩いてたらいきなりモーツアルトが現れたりします。

 

もう全部グーグルさんが連れてってくれます。

 

スーパー方向音痴なのに迷わず到着。

マリア・テレジア像がようこそと迎え入れてくれます。

 

美術史美術館に到着!

はい、これが美術史美術館だぞー。

 

ほ、ほう。

なかなかご立派な外観じゃない。

 

「でもまあ姫路城にはかなわないけどねククク……」

 

 

と、姿も見えない敵と戦いながら、中に入りました。

 

やっば。

ファイナルファンタジーじゃん。

姫路城にはかなわないけど。

そうそう姫路城のほうがすごい。

雪見大福みたいなおいしい食べ物もあるし、日本のほうがすごい……。日本ばんざい。

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チケットは事前購入すべし!

入って右手にチケット売り場があり、ものすごい行列ができていました。

買うだけでも大変そうです。

 

しかしながら、ぼくはチケットをネットで購入済み。

さすがだね。

世界中から集まった情弱観光客に優越感にしたりながら、左手の入り口に向かいます。

 

 

入り口にはゲートがあり、購入したチケットのQRを「ピッ」てやって、中に入る仕組みになっているよう。

スマホの画面にQRを映しても良いんですが、ぼくはトラブルを恐れて念のため紙に印刷をしてきました。

 

それを電車の改札でやるように颯爽と「ピッ」……

 

鳴らない。

「ピッ」が鳴らない。

なんでや。

焦るぼく。

後ろから、とてもつもない圧力をかけてくる身長190cmオーバーくらいのゲルマン系の人。

 

QRをスリスリしてみたり、逆さにしてみたりするも、反応なし。

もしかして間違えて買ったのだろうか。

ぼくが持っているものは美術史美術館のチケットではなく、近所のオヤジがやっている「昭和館」的なところのチケットを買ったのだろうか。

 

 

誰か!! 

助けてくださーいいいいいい!!!

 

 

心の中で叫んでいたら、そばにいた美術館のオジサンが寄ってきてくれました。

 

 

印刷したチケットを見せて「ピッ!」ができないんだよ「ピッ!」がと涙目で訴えるぼく。

するとオジサンはぼくのチケットに一ミリも興味を見せることもなく、「行けよ」と通してくれました。

 

 

な、なんたる緩いチェックであろうか。

 

 

おそらくぼくが虫すら殺せない善人面をしていたからだろうと思います。

こんな善人面のぼくを産んでくれた両親に、ウィーンの地から心より感謝をささげました。

 

まずはロッカールームへ!

ようやく関所を通れたぞっと。

 

ゲートを通り、左手の階段を降りていくとロッカーがありました。

そこで荷物を預けることができます。

 

ロッカーには1ユーロか2ユーロコインを入れると、鍵を閉められるようです。

日本でもある銭湯ロッカーと一緒だね。

 

コインは返却されますので、ドケチなキミたちもご安心を。

 

……しかし。

 

閉まらない!!!!

 

 

 

どうしてさ。

神様はどうしてぼくにばっかりこんな意地悪をしてくるの。

 

1ユーロを2ユーロにしても鍵が硬すぎて回らないのです。

あわあわしていると、隣のロッカーを使っていたご夫婦が「おいおいこんなのも分かんないのか、カントリー小僧」的な言葉をかけてきました。

 

 

とてもお金を持っていそうな人でした。

服装は全然違いますが、イメージはこんな感じです。

 

 

ご主人のほうが「こうやるんだよカントリーマン」と得意気にぼくのロッカーの鍵を回したところ……。

 

 

 

 

 

1ミリも回りませんでした。

単に壊れてるだけじゃねーか。

苦笑いをして去っていくお金持ちオジサン。

ダセー。

 

 

別のロッカーを使うと簡単に鍵が掛かりました。

焦らないように注意しましょう。

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世界一美しいカフェに入店!

もうぐったり。

 

本来、ここは美術館。

絵画を鑑賞する場所であるわけです。

 

ただ疲れ切っちゃったので、もうさっそくカフェに行っちゃいますよ。

 

どこにあるのかなあと階段を昇って探していると……。

あ、あった。

 

階段、昇りすぎちゃった。

グーグルさんがいないとなんもできないな。

 

もう一回降りてと。ここだここ。

 

結構、混んでいるけど入れないこともない。

つーか高級感が半端ない。

普段、かつやとか丸亀製麺とかを主戦場としているぼくにとって、どアウェーでしかないぞ。

 

恐る恐る一歩を踏み出し、キョロキョロしていると、店員さんが「ここ座っていいぜ」と案内してくれました。

 

ふう。やっと一息。

ついに世界一の舞台にきてしまった。

野球に例えるとニューヨーク・ヤンキースみたいなもんだ。

 

さぞやお高いんでしょ。

と思いきや、エスプレッソが3.5ユーロ。メランジュで4.9ユーロでごくごくフツー。

 

ちょっと拍子抜け。

せっかくきたんで一番高いものを飲んでみるか。

なんかないかなあとサッパリ分からないドイツ語のメニューを見ていると……。

 

 

「Kaffe Mozart」7.5ユーロ

 

 

 

モーツアルトだって!

これが一番高そうだ。

 

オーストリアと言えばモーツアルトでしょ。

世界のモーツアルトでしょ。

ぼくにふさわしいじゃん。

 

 

と、インスピレーションで「これくれや」と注文をしました。

ケーキも頼むと、「あそこのショーケースから選んでくれや」的なことを言われます。

 

ぼくはまたしてもベタなザッハトルテを選びました。

 

カフェモーツアルトが到着!

「お待たせ―」ってきたのがこれ。

 

 

うっわー……。

 

 

全然予想もしてなかったわ。

たっぷりのクリーム。

上に載ってるのはピスタチオかな。

 

なにがモーツアルトなのかよく分かりませんが、ネーミングなんてそんなもんです。

おそらくドリンクとクリームとピスタチオが、舌の上でモーツアルトの協奏曲を奏でてくれるのでしょう。

 

ワクワクしてきたぞ!

んじゃあいただきまーす。

 

ゴクゴク。

……、なるほどね。

 

 

 

 

 

 

これはマズい。

あ、失礼。

お口が滑った。

 

 

というか、酒じゃん。思いっきり酒じゃん。

ビックリしてメニューを見返します。

 

 

確かにエスプレッソ、ブランデー、ホイップクリーム、ピスタチオって書いてあります。

なんということでしょう。

 

 

ぼくはブランデーがスーパー苦手なのです。

しかしお店はなんも悪くありません。

ド底辺のくせして、「この店で一番高いもんくれや」っていう似非成金行為を行ったぼくに100パー責任があります。

 

 

それにしてもマ〇い。

エスプレッソとクリームとブランデーがちっとも合っていない気がします。

協奏曲どころか、大げんかしているように思うんですが……。

 

 

ブランデーもきつめ。

クリームも重く、胃へのダメージは強烈。ハードパンチャーです。

ムリして飲んでいましたが、まあ量が減らない減らない。

次第に気分まで悪くなってきました。

 

結果、ぼくはほとんど残してしまうという、美味しんぼの山岡みたいな行為を取ってしまいました。

山岡なら許されるでしょうが、ぼくは山岡ではなく、残さない派の美食家なので罪悪感があります。

 

 

メニューはちゃんと読んでから頼みましょう。

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ザッハトルテを食す!

気分を切り替えて。

ウィーン名物のザッハトルテ。

カフェザッハーのザッハトルテがおいしかったので、ここでも頼みましたよ。

 

うーんシンプル。

 

ここはザッハーと違い、生地の間にアンズジャムが挟まれた2層タイプにはなっていません。

チョコとその下にアンズジャム、あとは生地。

つまりほとんどが生地ってことです。

 

日本じゃあり得ないであろう、切り口の粗さも気になりました。

 

生地はカチカチ。

日本のケーキのスポンジ部分のように、ふんわり感もしっとり感もまるでなく。

フォークを指すと、ポロポロと生地カスがこぼれちゃうタイプのケーキです。

分かりやすい表現だろ!

 

 

もちろん、それ自体がダメというわけではありません。

しっかりとした濃厚生地なんだろう。

 

 

よっしゃ、食うぞ。

たっぷりのクリームをつけていただきます。

 

もぐもぐもぐ。

 

 

うーむ。

なんていうんだろうか。

 

 

 

 

ただただ甘いな。

チョコレート感やあんずジャム感もあんまりなく、ただ甘い

高校入試の前日にパワプロを徹夜でやっていた自分を見ているようだ。

口の中がじゃりじゃりします。

 

 

そもそもですよ。

ぼくは自らの失態により、胃がクリームとアルコールまみれになってます。

ノックアウト寸前状態なのに、追いケーキ&クリームをかましてるわけです。

 

 

2日酔いの朝に学食のからあげを食うようなもんです。

自殺行為です。

 

 

というわけで、そもそもぼくのコンディション不良により、食レポどころではなくなってしましました。

世界的美食家として失格です。

 

お店は綺麗だったので、思い出には良いと思います。

ちなみに妻さんはカプチーノと白いケーキを頼んでいました。

 

このケーキもとにかく甘かったです。

ぼくは甘党なんで、しかるべき時間帯にしかるべきコンディションで食べるなら、それなりにおいしく頂けたと思います。

「空腹は最高の調味料」と言った人は天才です。

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まとめ

・観光客向けのお店

・メニューはちゃんと読んでから頼みましょう

 

値段も高くなかったし、雰囲気はなかなか味わえないので、美術史美術館に行ったなら顔を出してみるとよいでしょう。

心からそう思ってるよ。

 

ちなみに、隣の席ではイタリア人のお父さんが一人で座り、ユーチューブでサッカー(音量あり)を見ながらエスプレッソを飲んでいました。

後から家族が迎えに来ていたので、絵画鑑賞に疲れ果てて、一人で待っていたんでしょう。

どこの国のオヤジも変わんねーなと思いました。音は消した方が良いけどね。

ちゃんちゃん。

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