カフェザッハーでウィーン名物「ザッハトルテ」を食べてきたぞ!

いつもお世話になっております!

先日、ぼくは結婚なんてもんをしちゃいまして、オーストリアに行ってきました。

ウィーンにね。

 

英語も全然喋れないし、アジアから出たことがないこのぼく。

だからこそ海外経験値を積む旅にしようと、完全フリープランにしました。

道に迷って右往左往して涙目になっちゃうんだろうなあとか、少しでも隙を見せたらお財布やスマホをスラれちゃうんだろうなあとか、ぼくなんてかわいい顔してるから現地のムキムキ野郎から強引に誘われちゃうんだろうなあとか、散々思ってたわけですが、ほぼ大したことも起きず……。

ウィーン、めちゃくちゃ安全じゃん。水も飲めるし。トイレは有料だけど、綺麗だし。電車もトラムも分かりやすいし、

なによりグーグル先生がどこにでも連れて行ってくれました。

 

ただねえ。残念なことにぼくは正直なところ、芸術も音楽もそこまで興味がないんですよ。

あるとすれば食べ物くらい。

にも関わらず、なんとなくめんどくさくて特においしいお店とか調べずに現地に行っちゃうというダメ男。

空港からホテルまで送ってくれた運ちゃんにも訊いたんです。

 

なにがおいしんだよ?ってカタコト英語で。

そしたらおっちゃんは「ザッハトルテとシュニッツェルは食っとけよ」と教えてくれました。ご丁寧に検索できるよう、スペルまで書いてくれたよ。

 

どっちも有名な音楽家みたいな名前でしょ。

検索すると、ザッハトルテはチョコレートのケーキで、シュニッツェルはぺらい豚肉を揚げたやつでした。

ぶっちゃけ、シュニッツェルの味は想像できるでしょ。

とんかつの劣〇版みたいな……(実際そうでした。かつやのほうがうまいよ。かつやがウィーンに出れば大人気店になれるよ)。

 

とすると、ザッハトルテしかないじゃん。

日本が誇るウィーン通になるために、ザッハトルテは押さえておこう。

 

ということで、今後ちょろっとウィーンにでも行ってくるかって貴族の人ために、ザッハトルテの食レポをしてあげます。

カフェザッハーのザッハトルテを食べたぞ。

「カフェザッハー」

この店は運ちゃんがおススメだぞって教えてくれました。

 

ドラクエの終盤辺りに、重要な情報が得られるお店として出てきそうな名前だよ。

ザッハトルテ発祥の店なんだって。

頭の片隅に入れつつ、ホテルに到着。ウィーン時間、朝6時。

 

しょぼしょぼな目でフロントに行くと、身長190センチくらいあるイケメンボーイから「早すぎてチェックインできねーよ」って言われました。

そりゃそっかー。ワンチャン、アーリーチェックインなるものができるかと思ったけど、無理でした。

しょうがない。時差ボケだけど、ぶらり旅するかってことで、近くにあった駅から地下鉄に乗って朝早くから開いている「シュテファン寺院」というところに行ったんです。

ここは教会なので朝からお祈りをしている方がいらっしゃいます。

「ウヒョー格好いい!!」

こんなの日本にないぞ!って当たり前のことを言いながら、パシャパシャ写真を撮るぼく。

 

中で厳かな雰囲気を味わった後、周囲の素敵な街並みを散策していると……。

 

あれ、ザッハーって書いてある……

はい、奇跡きましたー!

ザッハーが、ジャパンを代表する美食家のぼくに味見をしてほしいと、念力で呼び寄せられたのだと思いました。

有名店ですが、さすがに朝も早すぎるので店の外には誰も並んでいません。

大チャンスじゃないですか。

 

本来、ヨーロッパのお店初入店ともなれば、ビビりなぼくはためらっちゃうところ。

ただ、わざわざ超能力まで使ってぼくを呼び寄せてきたザッハーの期待には応える必要があるわけです。

 

カフェザッハーにいざ入店!

「こんちはー」って扉を開けると、入り口は二重扉構造になっていました。

もう一枚も開けて、いざ店内へ。

 

キョロキョロしていたら店員さんが出てきました。

オーストリアの方は男性も女性もみんな大きいです。阿部寛さんみたいな人がわんさかです。

(店員さん)
あかんあかん。ちょっとそこで待ってろや。そこの看板に書いてあるやん
(僕)
あ……おふ。そーりー(振り返る)

確かに二重扉の空間、いわゆる風除室の部分に看板が置いてあります。

ただ看板はドイツ語か英語かでサラサラ―って書いてあったので、おバカなぼくには解読不能でした。

 

まあとにかくここで待っていればいいんだね。

すると同じ店員さんが20秒たたずにやってきて、中に入れと言われます。

なんやったんや……。

とにかく無事入店を果たします。

真っ赤な店内でメニューを開く!

日本のように特に案内してくれるでもなく、空いている席に勝手に座りました。

ニュースって書いてあるもんがテーブルの上にありました。

何じゃこれと思って開くと、メニューのようです。

海外ド素人には難易度が高いぞ。

 

一番上に「オリジナルザッハトルテ」と書いてある。

オリジナルってところにプライドを感じるね。

んじゃあ、早速「えくすきゅーずみー」って素敵な英語で頼もかなと思ったところ……。

 

 

7.5ユーロだと!!

(……正直)単なるチョコレートケーキだろ。日本じゃラーメンが食えるぞ。ぼくが大好きなかつやで豪遊できるぞ。

 

クソ高いなあと心の中で思いますが、そこはジャパン代表として舐められちゃいかんと平然を装います。

むしろ「7.5ユーロって桁ひとつ間違えてんじゃないの? べりーりーずなぼ」って顔を作っていました。

コーヒーメニューはこちら。

……。

 

こちらもちっとも分からん。

カプチーノとエスプレッソくらいしか分からん。

 

うーんどうすっかなあと悩んでいたら、突然、ウィーン女子店員から「ハロー♪ うにゃむにゃむにゃー♪」って声を掛けられました。

 

ヤバい。まだ決めてないのに注文を取りに来た。

焦るぼく。

でも早くしないと、ウィーン女子から優柔不断ジャパニーズだと思われてしまう。

 

勢いで、とりあえず一番上に載ってるものを頼んどきゃ間違いないだろ!ってことで「SACHER MELANGE」なるものを頼みます。

(僕)
は、はろー。えーっとぼくはザッハトルテ……
(ウィーン女子)
ザッハトルテ、OK♪
(僕)
あと、ザッハメランジェ
(ウィーン女子)
ん?♪
(僕)
メランジェ!
(ウィーン女子)
ん?♪

ヴヴヴ……。通じない( ;∀;)。日本より寒いのに脇の下から汗が滲む。

(僕)
あの、これ。ディスワン

結局、指差しが一番だね。

(ウィーン女子)
OK♪ メラ~~~ンジュ!

やっと通じた。

メランジェではなく、「メラ~~~ンジュ」って感じで注文しましょう。いやあ勉強になるだろ。

注文が通ったことで一安心。店内を見回します。

赤と白で配色された店内。ラグビーの日本代表のユニホームに似ているなあと思いました。

お客さんも日本人だらけで、みんなザッハトルテを頼んでいます。イマイチアウェー感がない。

シシィの愛称で知られる、エリーザベトさんの肖像画が飾られています。オーストリア帝国の歴代皇后の中でも超絶美人だった人なんだって。

関係ないけど、このあとに観に行ったシェーンブルン宮殿の音声ガイドで、美容のために子牛の血を飲んだり、お肌に生肉パックをしてたことが紹介されていました。

誰が勧めたんだよ。

美を維持するのも大変だぜ。

 

もうひとつ美人の肖像画が。

これは誰だ。オーストリアで有名人かもしれない。

それよりもソファーに散りばめられたザッハーマークのほうが気になります。

ぼくは若干集合恐怖症なところがあるもんで。

あまり見ないようにしよう。

周囲からすると随分と挙動不審な奴だと思われていたことでしょう。

そんなこんなでカフェザッハーのザッハトルテが登場!

これが元祖ザッハトルテだ!

 

 

 

……。

うーむ。

まんまチョコレートケーキやん。

横っちょにはたっぷりのクリームが添えられています。

インスタ映え命の人は興ざめするかもしれない。

 

ただぼくレベルになると、このシンプルさが良いんですよ。

家具とかも全部無印で買う男だからね。

 

 

ってどうでもいいわ。

お腹も空いていたし、さっさといただきました。

 

いきなり上に鎮座しているこいつを食うか。

 

もぐもぐもぐ。

 

うん、チョコレートだ。

甘めのチョコレート。チョコレート以外の何物でもない。

変哲もなにもない。

まあこれはあれだから。飾りみたいなもんだから。

 

本体をガブリンチョ。

 

 

 

おや。

意外と……って言ったら失礼だけど、めちゃくちゃうまいじゃないか。

スポンジ部分が2層になっているのが分かると思うんですが、この間には甘酸っぱいジャムが挟まれています。

後から調べるとあんずジャムだそうな。

表面のチョコレートの裏にもたっぷりと塗られていました。

ジャムは本格派左腕の150キロストレートみたいな酸味があって、絶対王者のチョコレートに挟まれながらも、ちゃんと自己主張をしているぞ。

 

後ろのテーブルからは「なにこれ、砂糖のかたまりじゃん」という、お店の人が日本語が分からないことを此れ幸いとばかりに、実に正直な声が聞こえましたが、甘党のぼくは「うめーうめー。世界一うまいわ」とバクバク食いました。

 

添えてあるクリームをたっぷりつけて頬張ると、さらにグッド。

日本みたいに甘くないクリームなんです。

こいつが横暴ともいえるチョコレートの甘ったるさを中和してくれています。

人間に例えると60歳過ぎのスーパー頑固オヤジをまろやかにするんだから大したもんだぜ。

 

最後にあんずジャムの酸味がぷしゅーと鼻から抜けていくのが快感です。

 

もしも毛利元就が生前にザッハトルテを食べていたら、3本の矢じゃなくて、息子たちをザッハトルテのチョコとクリームとあんずジャムに例えて、みんな仲良くしろよと語りかけていたことでしょう。

いやーほんとおいしかった。もう一つイケるくらい。ペロリと食べちゃいました。

 

ちなみに奥様が頼んだものはこちら。

 

オリジナルザッハ-ワッフルです!

お値段は5.5ユーロ。このサイズで5.5ユーロでっすよ。

 

ザッハトルテと何が違うのかという声が聞こえてきそうですが、見た目が違うでしょ!

味の違いは分かりませんでした……。

単なるザッハトルテのミニ版?

あんまりお腹が空いていないけど、ザッハトルテは味わいたいという人は、ザッハワッフルを頼むのも一つかも。

ミランジェが登場!

なお、これが一緒に頼んだ「ミラ~~~ンジュ」です。

またもやクリームが顔を出しているよ……。

あとあと見返すと、思いっきりメニューにも「エスプレッソとスチームミルクと、ホイップクリーム」って書いてあったんだよなあ。

 

「あ、そっか」

と、ここでようやく気付く。

 

これってウィンナーコーヒーじゃん。

コーヒーにクリームをぷかぷか浮かべたウィンナーコーヒーってウィーンが発祥の地って聞いたことがあるぞ。

これが海外ド素人日本人の悪い癖、前のめり焦り注文だ。

ブラックしか飲めない人は要注意。

 

ただね。

ぼくは味覚がお子ちゃま的なところもあるんですよ。

基本、高貴な舌を持つ男なんですが、その中にも子供心を忘れていないって言うかさ。

もともとブラックコーヒーなんてもんは苦くて飲めなくて、全人類がほんとは「あー苦い」って思いながらも、ポーズで飲んでるんじゃないかって疑っているレベル。

なもんで……結論言っちゃうと、全然うまかったんだよなあ。

当たり前ですが、コーヒーの苦味も酸味も、ついでに言えばコクも一ミリもない!!

 

ミルクとクリームがエスプレッソを完膚なきまでに叩きのめしている構図です。

なんと分かりやすい表現なんでしょうか。

だけどぼくはこれ好きです。

 

クリームだらけとはいっても、ザッハトルテ同様、クリーム自体は甘くないので、ケーキとも合うと思います。

せっかくウィーンに来たなら、ザッハトルテとミランジェを頼んで、胃袋をクリームだらけにしちゃうのもおススメです!

はじめてのお会計!

せっかくなのでウィーンど素人の皆さんに、お会計の仕組みまで教えてあげよう。

こんな感じ。

(僕)
あ、チェックプリーズ
(店員さん)
カードorキャッシュ?
(僕)
あ、カードカード

すると席まで明細と端末機を持ってきてくれます。

「ふむふむ。え、安くね? 13ユーロになってる!」

どうやら、ぼくというスーパー美食家へのお礼として割引してくれたんだな!と思ってはしゃいでたら、隣の一人旅男性が「ノーマイン!」と声を上げました。

 

どうやら店員さんが間違えたようです。

アッサリと交換されて、結局25ユーロくらい払いました。

当たり前か。

 

会計自体はカードを差し込んで、暗証番号を入力して終了です。

事前調査によると、ウィーンでは端末機でチップの値段の入力を求められる、なんて情報もありましたが、カフェザッハーではそういうことはありませんでした。

貰った領収書のチップ欄も空欄。

硬貨で渡そうかなあとも思ったけど、精算が終わると店員さんはサーッと消えていったので、結局ケーキと飲み物の料金しか払わず店を後にしました。

 

これが正解なのか、はたまた裏で……

(店員1)
あのジャパニーズ、チップくれなかったぜ! くそったれが!
(店員2)
えーまじー? 常識なーい。超ウケるんだけどお

というやり取りをされているくらい恥ずかしい行為なのか、どうかはよく分かりません。

結論

美食家のぼくが客観的に食してきましたけど、カフェザッハーのザッハトルテは普通においしかったです。

確かに甘いんですよ。子供の頃に駄菓子屋に通いまくって、無駄に甘いものに耐性があるはずのぼくでも甘いとは思いますよ。

つまりケーキ界の家系ラーメン。

食べた直後は「はーうまかったあ。でももういいかな」って思うんだけど、3日後にはまた食べたくなる感じのあれ。

良い意味で中毒性のあるおいしさでした。

 

……ただし。

甘いものが苦手な方はキツイかと。

残している人も結構いました。

家系ラーメンが嫌いな人もいるもんね。

複数人で行くのならシェアして食べるのも選択肢の一つ。

 

というわけでカフェザッハーはこんな感じ。

他にも何店か食べてきたので、また気が向いたら旅の思い出ようとして書いておこうと思いました。

ちゃんちゃん。

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2 件のコメント

  • おめでとうございます!!

    私は行ったことがないのですが、欧州の食文化の深淵を垣間見ることができました。
    また他のお店のレポも楽しみにしています。

    yukiyukiさんの幸せが全てのバイオ株に分かちあたえられますように。 ←

    • けんさん、ありがとうございます!!
      これで株が上がれば最高なんですが……。
      バイオにもそろそろ恩恵がほしいですね!

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