いつもお世話になっております!
先日の悪決算発表から株価も絶賛低迷中の3Dマトリックスさん。
今回の決算を期に離れていった株主も多いようで。
そんな中、1枚たりとも売らずにアホールドしているキミたちのためにワタクシが良い情報を提供してあげよう。
サンタさんと呼んでくれ。
TDM-812の成功確率高まる!(あくまでも個人的な見立て)
今回、皆さんが聖なる日をエンジョイしまくっている中、ワタクシは幾多の美女からの誘いを断り情報収集に勤しんでいたのです……。
そしてゲットしたのがTDM-812に関する良情報だ!
ちなみに出典情報が発信されていたのは今年の6月20日。
半年も前の話じゃねーか!!
って言われたらその通りなんだけどさ……。
でもみんな知らなかったでしょ?
知ってて隠してたんじゃないでしょーね。
全くどケチなんだから。
ワタクシは太っ腹なんで共有しちゃうよ。
youtubeで「TWIST talk by Shuguang Zhang (MIT)」と検索しましょう。
するととある講演動画が。
講演者は3Dマトリックスの創始者で、自己組織化ペプチドの発明者であるアメリカMITのShuguang Zhang先生だ!!
オーストリア科学技術研究所(ISTオーストリア)が「TWIST」という研究者と投資家、企業などをマッチングし、実用化を支援する制度を実施しているよう。
産学連携を推進するために種々のプログラムを組んでるんですね。
その一環として、2017年6月20日にShuguang Zhang先生を招いて講演を行っています。
ちなみにワタクシは英語は大の苦手……。
ちゃんと博識なキミたちも確認してね。
そんで間違っていたら指摘してね。
それを前提として、とりあえず動画の中身をチェックしていきます。
動画の中で先生は3Dマトちゃんのことも紹介しているぜ。
自身の研究成果である自己組織化ペプチドが3Dマトリックスによって実用化されている、と。
なるほどなるほど。
大学発の技術を実用化した成功例として紹介するために、TWISTはShuguang Zhang先生を呼んだのね。
そして注目!
先生は、プレゼンの中で、マトちゃんとがんセンターが共同開発したトリプルネガティブ乳がんを適応とする核酸医薬品「TDM-812」についても言及している。
動画の45分くらいを見てみたまえ!
先生はこう言っちゃってます。
Five patients are today still survived,still living. So that’s pretty good news. ←英語苦手なんで違ってたらご指摘を。
訳すと、「現在でも5人の患者がまだ生存している。まだ生きてるんだ。なかなか良いニュースだろ」ってな感じでしょうか。
治験が開始されたのが、この講演のちょうど2年前。
生存されている患者さんが、いつ投与された患者さんなのか、そして何例中(当初の予定では3~30人)5人が生存されているのかは分かりませんので、これで成功確定というわけではありませんが、少なくともネガティブな情報ではないでしょう。
【*追記】なんと治験を受けた人数は5人でした。5人中5人がこの時点で生存していたことになります。
2015年に開始された治験で、ってこともおっしゃっているので、おそらく5人というのは2015年中に投与された患者さんじゃないかとは想像します。
ちなみに、トリプルネガティブ乳がん患者さんの生存期間ですが、下記にエーザイの「ハラヴェン」の治験結果が出ています。
抗悪性腫瘍剤「ハラヴェン®」日本において、手術不能又は再発乳がんの適応で製造販売承認を取得
これによると、「ハラヴェン」投与群は、主治医選択治療群と比較して全生存期間を2.5カ月間延長したとのことで、その全生存期間は13.2ヶ月だそう。
一方、既存の治療群は10.5カ月だったとのこと。
繰り返しになりますが、上のエーザイのデータは全生存期間の中央値をとったもの。
マトちゃんの5人が何人中5人なのか、5人以外はどのような状況だったのか、などなど分からないことは多くありますので、これをもって成功とすることはできません。
それでも治験自体は成功可能性が高いと考える理由
この講演の1ヶ月後、TDM-812の治験フォローが終了していたことが明らかになりました。
先生の講演の時期とフォロー終了日が1ヵ月程度しかないことを考えれば、フェイズ1の主要評価項目である「安全性と忍容性」に問題があったとは考えにくい。
……そして素直に考えれば有効性についても十分な結果が得られたので、早く次のフェイズに進むためにフォローを終了したって期待しちゃうんですが。
さらに広島大学と3DマトリックスのマイクロRNAを使った中皮腫を適応とする核酸医薬品の開発プロジェクトがAMEDに採択されたと明らかになったのが7月10日(もちろん、実際にはこれよりも前からプロジェクトは進展していた)。
なんとなくですねー。
TDM-812の結果が良い感じじゃなければ、この時期に集中して色んな動きが見えてくることはないんじゃないの。
だけど強調しておく。
これはあくまでも個人的な見解!
治験に絶対はありません!
そしてフェイズ1に成功したとしても、TDM-812が導出できなければ意味はない。
さらにTDM-812ががんセンターと共同開発(特許も共同取得)である以上、マトちゃんの取り分は分からないし。
まだまだ超えるべきハードルも多いです。
あとは余談。
youtubeの動画説明文には、「自己組織化ペプチドは3Dマトリックスによって商業化され、3Dマトリックスの市場価値は10億ドルある。3Dマトリックスは東証に上場している日本のトップバイオ企業うんぬん」って書いてあります。
TWIST盛り過ぎだろ。
……10億ドルあったときって遥か昔なんだよぉ。
今はその8分の1くらいしかありません。
株価的に言えば10分の1以下です……。
あと日本のトップバイオ企業って。。
本当は「悶絶下方修正常連」のトップバイオ企業って呼ばれてるよ。
あーあ。
個人的にもう一つの注目点!!
……TDM-812の治験で「今日まで5人生存している」の後に、Shuguang Zhang先生とマトちゃんの医学・科学技術顧問を務めるMITのRobert S.Langer先生、そして永野会長、岡田社長の記念写真が出てきます。
岡田社長が若干見切れているところがツボでした。
全く、かわいいんだから。
「今のCEOはこの若い彼だよ」ってポインタで示されてます。
まとめ
・解析結果が待ち遠しい!
近いうちに良い結果が発表されると嬉しいですねー。
結果が良かったらNHKさん、取りあげて下さいね。
ワタクシ、受信料払ってますから。
国産核酸医薬品の治験だよ。
お願いしまーす。
自己組織化ペプチドの実用化第一弾の止血材は売れていない状況。
界面活性剤様ペプチドの進展は、自己組織化ペプチドに依存するマトちゃんの経営リスクを低減することにも繋がると思います(自己組織化ペプチドの開発競争はスゴイし……)。
それでは幾多の悪材料にも耐え続けているホルダーに幸あれ!
風太です。ご無沙汰しております。ナイスなクリスマスプレゼント、ありがとうございました。
きょうはかなり下げたので、ポジティヴな情報をいただき、少し溜飲が下がりました。
3Dマトは私が最初に買ったバイオ株でした。いまでも現物で結構な枚数を保有しています。
先日の中間決算のときには確かに揺れましたが、余裕資金での投資なので、
ゼロになっても食いはぐれることはないと、開き直ってホールドしています。
それにしてもきょうは、私が保有しているバイオ銘柄はすべて華々しく下げてくれました。
さて、明日はどうでしょうか。
・・・いまから教えていただいたyoutubeを見ます。