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墜落中のデルタフライに緊急取材を敢行したぞ!

上場後、初のMSワラントの発表により、株価が急落しているバイオベンチャーのデルタフライファーマ。

SNS上でも罵詈雑言の嵐だ。

ワラントによる需給の悪化や信用買の多さから、今後も上値の重い展開が予想される。

日経平均が歴史的な上昇トレンドを継続している中、今だにワラント銘柄を握っている株主はまさにド下手くそ。

株を引退したほうが良いレベルと言えよう。

悲しいことに筆者もその一員なのである。

デルタフライは今後どうなっていくのか。

プロ含み損ジャーナリストである筆者は、会社に緊急取材を敢行した。

*単にIRに電話しただけです。デルタフライに関わらず、IRへの問い合わせは言い間違え、聞き間違え、ぼくのメモの文字が汚すぎ、さらにはそもそも2秒後に言っていることが変わることもあるので、1ミリも参考にしないように。

そして当たり前ですが、サプライズはなにもありません。

目次

株価急落の原因となったDFP-14323は自社開発?

――14323は中国企業と提携をして、日中で治験を行うという話もあったが。それが今回のワラントの資金使途として、14323のP3治験費用をあげている。自社単独開発に方針を変更したのか。

分かりにくい表現だったが、中国の治験については提携候補の中国企業がやる予定で変わっていない。

【補足:株価急落が14323の協和との提携解消による期待値の低下が原因であれば、新たな提携先が現れれば信頼回復の一助にはなるだろう。ただもちろんバイオの提携計画はうにゃむにゃになることも多いことには留意が必要だ】

――14323の既存薬であるウベニメクス(血液がん適用)のジェネリックを承認申請中だが、承認にはまだ時間がかかりそうか。

協和との提携解消の話もあったため調整しているところだが、近い将来での承認を見込んでいる。

――後発品の承認後、肺がんへの効能拡大品の申請を行うとのことだが、承認された際の薬価はどうなるのか。*先発品ウベニメクス10mgカプセルは558円。

効能拡大品の薬価は後発品の2倍くらいになる。

――ウベニメクスは売れていないのでは。

血液がん適用の狭い領域だからで、肺がん適用になれば市場は拡大すると考えている。

――低用量で既存薬との併用によるP3後に新薬として承認取得できれば、当然それよりも薬価は上がるか。

その通り。

――御社の資料では、14323の市場規模は100億円とある。これは日中でのものか。

日本単独のものである。

【補足:社長インタビューによると、中国ではウベニメクスの後発品が販売されており、安価で効果が見込めるため350億円ほど売れているとのこと】

――協和からウベニメクスの提供を受けて14323の治験をしていたと思うが、今後の治験薬調達に支障はないのか。

協和も自ら製造していたわけではない。協和が委託していた先から、今後は当社が直接調達するため問題ない。

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パイプラインの開発スケジュールや開発費に甘さは?

――10917は22年上市目標を変えていない。コロナの影響もあり厳しいのではないか。

治験施設数を倍近く増やして、より末期の患者さんも組み入れてスピードを早めている。計画に変更はない。

――10917の日本治験は提携先の日本新薬が昨年度開始予定だったのが遅れた。今年度中に間違いなく始まるのか。

当社としては近いうちに開始されるという認識でいる。

――日本についても「手元資金で対応」との表記があったが、日本の治験でも御社の手出しがあるのか。

それはない。日本新薬さんがやられる。

――他のパイプラインは。

次に上市を計画する17729などは、安全性が極めて高いためPMDAからも迅速に治験許可が降りた。安全性が高いということは、治験患者さんも服用いただくことに抵抗がないため登録も早く進む。

――17729はアルカリ剤で、そのようなものががんに効くのかという疑問がある。

はじめは提携先も、大手のがんセンターをはじめとする治験機関もそうだった。実臨床データを出すことで、これが本当ならすごいということで非常に前向きに参加してもらっている。

――11207などは調達資金について明記されていない。自社単独での次相治験入りもあり得るのか。

治験前にライセンスアウトする方針である。11207は市場規模も大きいが、資金面で自社単独で2相3相までいくことは厳しい。

【補足:去年訊いたときは自社単独治験入りもあり得るということだった。バイオにとって計画はコロコロ変わる。今回訊いたこともバンバン変わっていくだろう。それが悪いということではなく、そういうものである】

――では来期の1Qに治験開始予定となっているが、その前に提携が決まるということか。

そうなるか、または治験開始時期を遅らせるかだ。いずれにしても11207はライセンスアウト優先で、自社単独での次相開発は行わない方針だ。

まとめ

当面は希薄化率と同程度のこの辺の株価をウロウロするのでは、と予想する。

増資が始まってから隠し玉があるのか何もないのかは不明。

ベテラン江島の手腕に期待する。

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