おススメ証券口座

GNIのF351が米国で治験許可の承認!市場規模は1兆円超え?

いつもお世話になっております!

今日はバイオが元気でしたね。

ノーベル賞期待もあったんでしょうか。

 

特にすごかったのがGNIさん。

時間がかかりましたがようやくF351の米国治験の承認許可が下りました!

*GNIについては下記にまとめております。
[kanren postid=”1469″]

目次

F351はこんなお薬

GNIさんのアイスーリュイに続くパイプラインであるF351。

肝線維症治療薬です。

肝線維症とはなんじゃらほいって話ですが、肝硬変の手前の病気となります。

 

肝硬変は有名ですね。

お酒飲みの人がなることが知られている病気です。

ただ、アルコールに起因しない肝硬変もあるんです。

メタボや糖尿病やウイルスなど。

 

ウイルス等によって肝臓に炎症が起こると、肝星細胞という細胞が活性化して繊維化が起こります。

そして線維化がどんどん進んでいくと肝臓が硬くなって肝硬変に……。

 

肝疾患界におけるブリみたいだなぁ。

 

こうなると簡易で有効な治療法はなく、肝臓移植しか完治の方法はありません。

GNIのF351はウイルスやアルコールによる炎症から肝線維症になることを予防したり、または肝線維症を治療する効果が期待されています。

現在、中国でフェイズ2を実施中。

そして今回、アメリカでのフェイズ1を来年に実施することが決定しました。

長く時間はかかりましたが、ようやくFDAから治験許可(IND)申請に対する承認をゲットしたのです!

 

市場規模は1兆超えか?

今のところF351は中国で治験が進展していますが、何と言っても世界最大市場はアメリカ。

治験開始されることは喜ばしい。

単なるフェイズ1を今から開始するIRじゃねーかって話もありますが、一向にアメリカで治験開始できない3Dマトリックスの株主にとってはこの材料は評価できるよね、羨ましいよね……。

3Dの岡田社長は米国での上市が最も難しいと言っていました。

(日本が一番厳しいって言われてきたけど、最近はアメリカの新薬の承認基準が半端なく上がっているような気がする……)

 

さてこのF351。

対象マーケットはどのくらいの規模があるのでしょう。

GNIの2016年の決算資料では、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と、NAFLD患者の内1~2割が進行するという非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の市場を合わせて、全世界で350億ドル(ドイツ銀行試算)としています。

 

トンデモナイ数字。

 

ドイツ銀行どうやって試算したのさ。

 

というわけで疑い深いワタクシは他にも探してみました。

同じくNASHの治療薬を開発しているメディシノバのHPにGlobal data社の試算した数字が出ています。

Global data社2017年にはNASHの全世界での市場規模は8.63億ドルで、その内、8.27億ドルがアメリカでの売上とのこと。

 

仮にNAFLD患者がNASH患者の10倍いるとすると、NAFLDとNASHを合わせてアメリカでは90億ドル弱の市場があることになります。

日本円で1兆円。

 

ドイツ銀行の350億ドルの数字の信ぴょう性は分かりませんが、いずれにしても莫大な市場であることは間違いありません。

 

今後の株価は?

アメリカでの治験承認IRを受け、株価は一時ストップ高に。

とは言いながらも、まだ治験をこれからしますよってお知らせなのでこのまま上がっていくかというとどうでしょ。

バイオ株にありがちな1か月後には「IRがなかったこと」にパターンも十分あるかと。

 

ただアイスーリュイの売上がこのまま順調に伸びていって、その収益でF351の開発を進展させていければ企業価値は間違いなく高まりますね。

特にアイスーリュイは特許切れが懸念されています。

特許が切れた後、すぐにジェネリック品が流通するわけではありませんが、現在の時価総額を維持・拡大するにはやはり後続パイプラインの上市は絶対に必要。

 

今回のアメリカのIRよりも何よりも、同じくそう遠くない時期に出るであろう中国のフェイズ2の結果に大きな注目が集まります。

これに成功すれば中国でのフェイズ3入りはもちろん、アメリカでの治験の成功確率も高まることは間違いない。

株価も今日のIRよりも反応すると思います。

時価総額も1000億くらいらくに突破しそう。

 

そーせいに次ぐ成功事例となるか。

GNIの今後に大注目しています!

(アメリカで治験開始するぞIRが、明日以降どんな株価の動きを形成するのかにもめちゃくちゃ注目しています)

 

まとめ

・GNIさんが大海原へ、いざ出航!

 

バイオが盛り上がってきてくれてうれしいです。

この流れが続いてくれると良いんですが……。

カイオム、セルシードにも材料が出たので明日も盛り上がってくれることを期待します。

刈り上げ野郎、余計なことすんなよ。。

いや、マジで。。

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (6件)

  • yukiyukiさん、こんばんは。
    昨日のGNIの急騰は、F351の米国フェイズ1承認が理由だったんですね。
    私は株主ながら全然気づきませんでした。
    今日のGNIの株価は「行って来い」で、残念でした。

    MSワラントで急落した時に1000株買ってから、こつこつと買い増しして、現在は3000株です。
    私は売りが下手なもので、たぶんこのまま放置すると思いますので、ジェットコースターのような株価乱高下は止めてほしいです。(3DMの低位安定のほうが落ち着くんです…。)

    • もぐらさんいつもありがとうございます!
      その気持ち分かります。笑
      バイオは良い材料が出てもサプライズ感がないと行ってこいになりますよねー。
      会社の価値が上がったんだから良しとして、目先の株価は気にしないのが良いのかもしれません。
      GNIは中国のフェイズ2が成功すれば今日みたいなことにはならないと思ってるんですが……。

  • 面白い!
    特定分野での専門的かつ深い掘り下げに関心しきりです。
    今後も更新を楽しみにしています!

    • ゴジラさん!
      お返事遅くなりまして申し訳ございません!
      ド素人でそんな専門的でもないんですが、とてもうれしいです。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  • GNIは5〜10年後には、大きく成長してると思いますよ!
    理由?
    感です。感。
    他の株式は全て売りましたが、東日本大震災前からずっとGNIだけは握っています。
    目標は大きく、時価総額「1兆円」です^_^
    f351がものになれば行けるでしょう!

    • 加藤さん、コメントありがとうございます!
      F351は期待値が高いパイプラインですね!
      ぼくも早く1兆円を超えるバイオが現れることを期待しています。
      5から10年という長期的な投資スタイルが報われると良いですね。
      今後ともよろしくお願いいたします!

加藤 克幸 へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次
閉じる