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銀行から融資を受けて資金繰りの不安を解消する方法を考えるぞ!

こんにちは。

株価が下がってますねー。

今日も日経平均はずどーんと下がりました。

5月に入って外資の決算売りが入ったらどうなることやら。

世の中の景況も良くないようです。

金融政策はこれ以上打つ手がないですし、経済政策もイマイチぱっとせず。

中小企業対策の目玉だったものづくり補助金や持続化補助金も今年で終了でしょう。

採択結果を見ても同じような会社ばかりになってますしね。

中小企業にとっては今後も厳しい状況が続くと思われます。

そこで今日は資金繰りに悩む中小企業がなんとかして銀行融資を受ける方法について考えたいと思うわけです。

 

目次

まずはメインバンクに相談するのが筋だぞ!

何はともあれメインバンクに相談です。

「この前借りたばっかりだしなー」ってためらう必要などありません。

格好つける必要もありません。

現在の状況をしっかり説明して追加融資をお願いしてみましょう。

その際、決算書や試算表だけ持っていくのはダメですよ。

なぜ資金繰りが厳しいか。

基本的には売上が落ちているから、ってところが多いでしょう。

だからそんな悪い決算書をもってお願いに行っても銀行としては困ってしまいます。

 

なんとかしてくれ!って銀行に言ってもどうしようもない。

数字が悪ければ銀行も貸したくても貸せないんです。

 

 

じゃあ粉飾すりゃいいのかよ!ってもちろんそんなわけはありません。

過去は過去。

しかたない。

これはもう変えようがないんです。

人生も会社経営も一緒であります。

では、どうするか。これはもう将来のことを考えるしかないです。

再建計画を立てましょう!

「過去は悪かったけど、今後はこうやって良くしていくからその間までの資金を貸してください!」

もうそれしかない。

自分の立場になって考えてみてください。

経営成績が悪い赤字の会社にお金を貸せますか。

貸せないでしょう。

それを銀行のせいにしてなんで助けてくれないんだって経営者が多すぎます。

まずは過去の経営の成績を謙虚に受け止めて、今後どうするかということを真剣に考えてみてください。

もう一度言います。

再建計画を立てましょう。

そしてそれをメインバンクに持って行って頭を下げてくるのです。

楽をしてお金を借りれる、むしろ借りてくれって頼まれる。

そんなのは黒字企業だけ。

良いか悪いかは別にしてそれが現実なのです。

 

再建計画なんて立てたことねーよって人は箇条書きでもいいんだぞ!

格好つけてコンサルが書いたような計画書なんて必要ありません。

分かりやすく、実践できそうな計画書を作ることが一番です。

その際にはちゃんと「どうやって」を書くことです。

よくあるパターンが「売上を上げて、経費の削減に努めて、黒字化を図ります」って、まあ簡単に言えばこんなようなことを書いてくる人。

 

こんな当たり前のことを書いちゃだめですよ。

 

 

銀行が知りたいのはどうやって売上をあげるのか、客数を増やすのか、客単価を上げるのか、そしてなんの経費をどうやって削減するのか、ですからね。

具体的に取り組む行動を書かなければ説得力がありません。

 

そして基本的に売上を上げるぞ!っていうのは実はあんまり信用されません。

 

もちろん売上を上げることは大切で、継続的に取り組んでいかないとダメなことではありますが、そう簡単に売上って上がんないんですよ。

本当に。

これだけ競争が激しくなってるし、市場規模は小さくなってるしで、少なくとも特効薬的に、しかも継続して売上を上げる方法ってあんまりない。

売上上げて経営改善って理想なんですけどね。

んじゃあどうするか。

 

やっぱり最初は自分でコントロールできる経費の削減から手を付けたほうがいいし、銀行にも伝わりやすい。

まずは自分も痛みを負えってこともありますしね。

削れる経費を洗い出しましょう。

簡単に言えば、固定費なら削った金額だけ赤字が減ることになります。

銀行にこれこれこの経費をいくら削って、だからこれだけ赤字が減りますって伝えましょう。

きついかもしれませんが、金額的に人件費に手を付けざるを得ないかもしれません。

もちろん、まずは役員報酬からですよ。

 

また、変動費、大きなところで言えば原価ですね。

これも引き下げられないか検討しましょう。

原価率が1%下がれば、売上×1%の赤字が減ることになります。

繰り返しになりますが、大事なことはどうやって1%下げるのかを具体的に示すこと。

飲食店なんかは相みつを取ったら意外とガクンと原価が下がるケースもかなりあります。

基本的には赤字企業の言うことは銀行は疑ってかかります。

悔しいかもしれませんが現実です。

だから丁寧に丁寧に根拠を示して説明してあげることが大事です。

固定費、変動費、これを限界まで削ったら利益がどうなるか計算してください。

そして利益と減価償却費を足して、その金額と返済額を比べてみてプラスなら簡易のキャッシュフロー的には黒字ということになりますので、融資の可能性がグンと高まります。

経費を限界まで削ってもプラスにならなかったら。

 

初めて売上を伸ばす方法を考えます。

 

新商品を開発するのか、販促を強化するのか、いずれにしてもかかるお金とリターンを考えて、費用対効果の高い方法を考えてください。

今は販路開拓の補助金も充実していますし、こういうものを利用するの良いです。

 

銀行に持っていくときもこれこれこういう補助金の利用を検討していて、そのための繰り回し資金がほしいというような理由を付けたほうが、ただ単に経営不振でお金を貸してほしいって言うより断然出しやすいです。

資金繰り表を作って提示せよ!

損益計画だけ作っていってもダメですよ。

ちゃんと資金繰り表を作りましょう。

これだけ資金が足りないんで、いくら貸してほしい。それによって○カ月は資金繰りのめどがつく。その○カ月の間にこれこれこういう取り組みをすることで○円固定費を削減して、○%原価率を改善して、○円売上を伸ばす、みたいなストーリーを立てること。

銀行対策としてももちろんですが、自分のためにも計画は作るべき。

今後の経営の羅針盤になるような計画を頑張って作りましょう。

こうした資料を作ってまずはメインバンクに相談、仮に断られても諦める必要はありません。

他行に行けば応じてくれる可能性も十分にあります。

現在は低金利で銀行の融資先争奪戦も激化する一方ですからね。

だから、とにもかくにも再建計画です!

まとめ

厳しいことも言いましたが、怒ってもしょうがない。

世間のせいにしてもしょうがない。

できることをやるかしない。

再建計画書はネット上にもたくさん転がっていますから、それを使って作っていくのもよいでしょう。

 

そしてどれだけ屈辱でも、どれだけ不満でも、頭を下げてお願いする。

もうこれしかない。

辛いけどこれしかない。

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