いつもお世話になっております!
3Dマトリックスさんがようやく資金調達について発表しました。
いつものようにMSワラントです。
第23回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行の概要だよ。
・資金使途:止血材、DDS関連などなど
・発行株式数:400万株
・調達予定額:18.5億円
・割当日:2020年1月10日
・希薄化率:13.32%
・下限行使価額:257円
最近のバイオは下限を思いっきり下げてくる印象がありますね。
メドレックスのマイクロニードル増資など、増資失敗した例がいくつか出た影響な気がします。
特にマトちゃんの場合は、手元資金がかなり逼迫していました。
絶対に失敗できない状況なので、まあそうせざるを得ないよねという感じです。
割当先はCVI。
現在の株価が低すぎて行使されていない90万株のMSワラントと、最大440万株のMSCBの割当先に追加でお願いをしたという形になります。
今後の株価?
増資については火を見るよりも明らかだったので、サプライズ感はありません。
資金使途についても特にポジ・ネガともになし。
なので、発表直後のパニック売りはないでしょう。
あるとすれば富士フイルムなどへの第三者割り当てを期待していた人の売りくらいでしょうか(ただ個人的にも市場的にも期待値はお豆さんくらいだったと思うけど)。
なのであとは行使後の需給がどうなるか。
前回のときはこんな素敵なナンピン行使をしてくれたくらいなので、悪い印象はありません。
出典:3Dマトリックス 第20回新株予約権の大量行使のお知らせ
とはいえ、上記したように行使されていないワラント・CB分も残されているので、潜在じゃぶじゃぶは中々のもの。
心理的にも上値は重くなるかも。
ちなみに前回のときは前日終値592円から、発表翌営業日は560円始りスタート。その後、590円へプラ転間際まで行くも、また急落。
翌日は503円まで下げますが、そこからは米国での癒着防止材承認期待もあり、一気に932円まで駆け上がっていきました。
……まあ承認された後に急落したけどね。。
今回は、来月辺りに来るであろう、米国での創傷治癒材の適応拡大承認がカタリスト。
地合いも含め、癒着防止材に比べるとインパクトはやや薄い気がしますけど、手元資金の状況から考えても、ここである程度の枚数を行使してもらってお金を調達したいところ。
あとは社長の決算説明会買い煽り動画も楽しみにしています。
まとめ
・3Dマトリックスが400万株のワラント
・希薄化率13%だけど、潜在じゃぶじゃぶはまだあり
・直近のカタリストは創傷治癒材の適応拡大
なお今回の増資を受け、Y版ではこの記事を引用されておもくそ売り煽られていました……。
[kanren postid=”4822″]
これは2年前に書いたものですし、事例も数年前のもの。
記事内でもこのように書いています。
もちろん、全ての事例を拾ったわけではないので、あくまでも参考程度に。
知らないだけでMSSOを実施した企業でも、行使完了日まで株価が右肩上がりだったケースもあるのかもしれません。
株に絶対はありませんので、上記の事例も参考にしながら、個別企業の「資金使途」や「直近の材料」、「希薄化率」、「下限行使価格」などを基に売買の判断をすることになりそうです。
あえて上記のような注意書きをカットするのは極めて悪質だと思います。
というわけで当たり前ですが、記事の無断転載は禁止しますし、毎回書いていますが投資は自己責任でお願いします。
増資後の株価の推移も予知できればぼくは既に億万長者です。予知できていないからこの体たらくです。
本ブログは特定の銘柄の売りも買いも推奨するものではありませんし、記載内容は100%事実とも限りません。投資判断の参考にしないよう、よろしくお願いします。
yukiyukiさん、こんばんは。
予想通りの増資ですね。
yukiyukiさんの記事を読んで、改めて知ったんですが、前回は増資中にもかかわらず900円まで急騰したんででしたねぇ。
だんだんと思い出してきました。増資中やのに株価が堅調で、そのうちスルスルと上がっていったんで、キツネにつままれた感じで理解できず、かなりの持ち株を売って現在は1,100株になっています。
ひ、ひょっとして、今回もアメリカの美容分野期待でスルスル~はありませんでしょうか?
ありませんよね~