こんにちは。
どうもワタクシです。
サラリーマンは理不尽だ。
給料は理不尽に耐える料だ。
毎日意味不明な怒られ方をされて精神のすり減り具合が半端ないぞ!
そんなわけで、今日は同じく精神のすり減り具合が半端なくて退任した?高村社長に代わって今年3月に岡田新社長になった3Dマトリックスさんの決算説明会動画を見てみましたよ!
止血材が売れてないのはあくまで期ズレで、製品のポテンシャルが低いわけじゃないんだぞ!
岡田新社長いわく、2014年から止血材を売り始めて、まずはKOL(影響力のある医師)に使ってもらうことを重視したと。
そしてこのKOLの評判がかなーりよかった。
そういうわけで2015年から販売代理店探しに奔走し、まずはスイスとドイツで販売代理店が決定。
このスイスとドイツの販売代理店で売り上げが立ち始めることで、他のEUの代理店からも注目を集めるように。
実質2015年末あたりから止血材の販売が本格化されたので、売上拡大の本番はこれからだ!!
去年、全然売れてねーじゃねーか!って心配した株主の皆さん、Purastatはダメダメ止血材じゃないからな心配ご無用!ってな感じのことを語っておられました。
個人的に良い情報としては現在は1000を超えた臨床結果において、一例たりとも不具合事例の報告がないという点。
やはり止血材の安全性には問題ないようだぞ!
そしてPurastatの利点として強調していたのは内視鏡で使えるってことと、術後出血と治癒スピードが速いってこと。
腹腔鏡などの新たなデバイスも承認されてきていますので、さらに売り上げを拡大していくぞー!と社長は意欲的です。
あ、ただ従来からの大手の販売パートナーとの契約締結はしばらくなさそうですね。
もう今期はローカルな代理店経由での販売に注力していくと言い切っちゃってます。
販売実績を上げることでこの契約締結にもつながっていくと言っていますが、どうなることやら。
それにしても最近は感染リスクがないとかほとんど言わなくなりました。
もう人口合成ってだけでは他製品と比較して競争力が発揮できないんでしょう。
利便性や簡便性、後出血予防や内視鏡手術で利用可能といった、従来はそれこそ副次的な効能としていた部分を強く打ち出している印象があります。
ポテンシャルは本当に低下していないのか!?
株主は冷静に考えていく必要はあるかと思います。
少なくとも実績を上げてもらわないと株主は信用はしないと思います。
過去が過去なんだもん……。
日本とアメリカもまだ時間がかかりそう!
止血材の日本とアメリカでの臨床試験が待たれるPurastat。
特にワタクシが一番心待ちにしているアメリカの進捗ですが「なんとか今期中に治験を開始したい」とのこと。
せめて上期くらいに始まってくれないかなあと思っていたんですが、この言い方だとなんか今期中も微妙な感じ。
やはり有効性を実証するための精緻な客観データを集められるような臨床プロトコルについて協議を進めているもよう。
3D側としても、もう失敗は許されないし、日本での申請→取り下げのトラウマがあるので治験計画について事前に当局としっかりと詰めておきたいというのは理解できます。
理解できるがさすがに時間かかりすぎじゃーねーかって気がしないでもない。
非臨床データを見直しすることも、本番の治験の規模縮小(=莫大な治験費用の削減)につながることはわかるんですがね。
やっぱり時間かかりすぎだよなー!
なんとか今期中にスタートしてもらいたい!(毎年言っているような気はするけど……
そんでも岡田社長は中計の達成に自信満々だ!
今期は5億の売上目標。
これはまあ達成してくださいねってことで……注目は来期。
止血材の製品売上で26億の目標。
たとえグローバル販売パートナーとの契約が未達成で、一時金が入らなくてもほぼほぼトントンの計画を打ち出しています。
止血材の売上拡大とともに、生産の効率化による原価率の削減、さらにパイプラインの絞り込みによる開発費削減などにも合わせて取り組むとのこと。
社長は早期の黒字化という言葉を連呼していました。
そんなんいつもの計画上の話じゃねーか!ってことも言えるわけですが、そもそもの中期経営計画の精度も確度もめちゃくちゃ上がっているのだと岡田社長。
前回は売上がゼロの段階で作り上げた中計であると。
今回は実際に製品販売を経験しているし、さらに細かく積算していった中計なのでかなり精度は高まっているぞ!だそうな。
じゃあ前回の中計って適当に作ってたのかよってツッコみたくなりますが……。
思えば3Dの中計ってかんなり疑問がつく点がたくさんあったもんなあ。。。
例えば以前出していた中計では、17/4期は事業収益が113億でその内訳がマイル67億、製品売上47億としていました。
そして固定費としては販管費が16億で、研究開発費が20億、営業利益を43億としていたのです。
ってことは逆算すると変動費の製品原価は35億となります。
だけどこれってめちゃくちゃな数字ですよね。
47億も売っといて原価35億って原価率74%ですよ。
記憶があいまいですが、確かその前年は普通に30%程度の原価率の計画になってて、なんでこんな増えんだよって。
なんか本当に素人が勘で計画作ってんじゃないか?ってガックシ来た記憶があります。
まあ過去のことはともかくとして!
今回は精度が上がってるならそれに越したことがないです!
岡田社長いわく、細かく作り上げた中計の再来期でも売上は90億弱と、前回の中計の計画とそんなに差はない(期ズレはあるけど)。
つまり製品ポテンシャルの高さについては一ミリたりとも疑う必要はない!そうだ。
頼みますよほんと……。
【追記】自信満々中計の1年目は全然ダメでした……。
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まとめ
岡田社長が強調していた中計の精度の高さについては、もう販売実績で証明してもらうしかないので頑張っていただきたいです。
個人的に一番の好材料は1000件を超える臨床実績において一件の不具合もないという点。
他のパイプラインについても同じ自己組織化ペプチドを基にしていると考えると、安全面でケチがつくことはなさそうだ。
あとは有効性ですね。
それとこの以前のブログでも懸念していた原価率の高さ。
これも軌道に乗れば30%程度に落とせるということで安心しました。
もっとも株価についてはまた700円台をうろうろ中。
この中計通りにいくなら……本当に来期にトントンまで持っていけるなら、今の株価はかなり安いと思いますが、中計を達成したことなんてないのも我らが3Dマトリックス。
それでもこんなにも社長に早期の黒字化連呼されると期待しちゃう自分がいる。笑
マトちゃんは社長が変わってもかわいいぜー!
次は1Qの販売状況に注目しておきます。
とにかく特許とかお腹いっぱいです。
売上に直結するIRがみたいです。
後出血予防材の承認も楽しみですねー。
止血材よりも大きな市場かも……ってまた期待しちゃうこと言うんだよなー。
長期で応援している株主には、ぜひ還元してもらいたいですね。
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました_(._.)_
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ひたすら待ちましょう。