いつもお世話になっております!
3Dマトリックスさんがこのタイミングで新たな資金調達を発表してきました。
その名も、
「第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債並びに第20回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第21回新株予約権の発行に関するお知らせ」
だ!
長いよ。もう長すぎじゃん。読んでるだけで眠くなっちゃうわ。
まあ早い話がMSCBとMSワラントです。
*本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。売りも買いも自己責任でお願いします。誤りがあればご指摘ください。
3Dマトリックスさんが増資を発表!
まあ増資はいつものことなんですが、今回は増資中だからね。
油断してた人も多いかもしれません。
先日の決算の際に、もしかしたらお金がなさすぎなので今の増資を消却して、もっと大きな増資をやってくるかもしれないと書きましたが、その通りの展開に。
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一発逆転でファイナンスを避ける道があるとすれば、止血材の欧州販売契約締結に伴う一時金20億が入ってくることでしたが、残念ながら増資が先に来ましたね。
でも今日はあんまり書かないよ、サクッとしか。
なぜならば最近はマトちゃんにまで警察官が現れて、「ぬおおおおおおおおお!!!! 悲観的なことを書くやつは〇〇で〇〇で〇〇で、要は安く買いたいだけのド底辺クソ野郎だ!!」みたいな感じで怒涛の人格攻撃をされたんだもん。
何度も言うけど、ぬおおおおおおおおお!!!!はやめてよ。
ぬにょーーーーーーー!!!ならかわいいからOKです。
そしてハッキリ言おう。
ぼくは基本なにも考えていない!
ブログなんて思ってることを書いてるだけだから、ぶっちゃけ安く買いたいもなにもないんだよなあ。
メドレックスの決算前日に「明日は下方修正が出そうな気がするんで、節税対策に午後イチで売ります」ってわざわざ書くくらいなんも考えてない。
世が世なら表彰ものですよ。
むしろ応援してる会社ほどきついことを言うブロガーも多いと思うけどな。
特にぼくは上値と去っていく女性は追わない主義なのです。上場株式は3,000社、女性は6,000万人いるからね。なんちゃって。
もちろん人格攻撃じゃない反論なら大歓迎です。
さて今回の増資ですが、3本あります。
小難しいことは書かないですが、とりあえず1本普通のMSワラントなので160万株はいつ降ってきてもおかしくないやつ。
残りの2本(半年ごとに転換・行使価額が修正される転換社債と新株)は、当初行使価額は582円なので、株価が582円以上で推移すれば降ってきて上値が抑えられるかも。
仮に582円を下回って推移すれば行使はされないだろうけど、半年ごとに行使価額が修正されるので、その都度行使されるかも。
って感じですかね。
マトちゃんにしたら、とりあえず転換社債とワラントの160万株分で喫緊に必要となるお金を調達。それから株価が低迷したとしても、半年おきに転換・行使価額を修正することで、新株予約権を行使してもらおうというスキームです。
なお、去年の12月にはGNIがCVI Investmentsを割当先として新株を発行しています。
GNIの場合は、当初の発行価額が株価よりも高い値段だったためか、希薄化率10%超でも発表翌日は3%ちょいくらいしか下げませんでしたが、その後はなかなか厳しい展開に。
なんで今の増資を消却したのか?
これはマトちゃん自身が書いていますが、今の増資は止血材の治験終了が条件となっているので、それが終わらないとお金がゲットできないことが理由。
素直に考えれば、止血材の治験は今期中(4月決算)の終了が予定されていましたが、やや遅れているのかもしれません。
なお冒頭記載したようにファイナンスを避けるには、止血材の欧州販売契約締結を実現し、予定の契約一時金20億を獲得するしかありませんでした。
それがこのタイミングで20億円超の増資を発表しちゃったので、こちらも実現可能性が低くなったのでは?という懸念は出てくるでしょう。
マトちゃんやはり今の残りワラントを消却しておっきめのやつを発表。
増資も痛いけど欧州契約一時金20億の期待値が遠のいたっぽいことのほうが痛い? https://t.co/ViLDneA0eB— yukiyuki (@commu_blog) 2019年3月29日
もちろんマトちゃんが欲張りっぷりを発揮して、20億の契約のメドがついていながらも、さらに大金を得ようとこのタイミングで増資発表したってんなら褒めたたえるけど……。
そりゃもう手のひら返しまくるぞ。
痛み止めを飲んででも手のひらを返す!
ぼくは手のひら返しが得意だからね。
でもまあさすがになさ気だよなあ。
あったとしても、グローバル企業ではなく、やや規模の小さい欧州を主領域とする企業がライセンス付与先の第一候補になっていて、一時金の予定額が半分くらいになりそうだから、ってことくらいか。
来期以降ペンタックスを中心に販売増を見込むと買いてありますし、第一候補はペンタックスなんだろうなあ。
一発逆転するには一時金が得られるかどうかじゃなく、強烈な販売力を持つグローバルパートナーが必要だと考えているぼくからするととても残念。
さてどうなりますか。
予想される材料を整理
今後の増資(ひとまず最初の降ってくる160万株)を捌く材料としては下記の通り。
・日本の止血材の治験終了と承認申請(やや遅れ気味?)
・癒着防止材の承認(政府機関閉鎖の影響は?)
・欧州契約(あったとしても20億は厳しいと予想)
気になるところは下方修正。
止血材の売上だけでいえば3Qまでで大幅未達なので3月中旬くらいに出てきそうだけど、そうすると割当日と思いっきりかちあっちゃうのでどうする気なのか。
なにか隠し持っているのか……あるとすればやっぱり欧州契約。
妥協?して限定的な契約でまとめてくるのかもしれません。
繰り返しになりますが、個人的には一時金で妥協したとしても、既存代理店のウェルフェンやペンタックスではなく、当初から交渉中の大手のアメリカ企業と締結してほしいと思っています。
やっぱりなあ……。止血材が売れないとどうにもならない。
非独占とはいえ、50%もマージンを上げててこれだけ売れないんだから、今の代理店じゃ得意の急角度矢印売上見込みが達成できる気がしないんだもん。
というわけで4月の動向に注目しています。
それにしても、前日に「日本証券新聞に掲載されました」お知らせ(アンジェスの次の大化け候補だっけ?)を出して、週末の17時40分に増資を発表するとは。
バイオベンチャーの鑑だよ!!!!!
*あくまでも個人の見解です。株式投資は自己責任でお願いします。
yukiyukiさん、こんにちは。
はい、私は油断していました。
日本の止血材・承認申請後のMSSO(50万株)の後に、次のMSSOと思っていました。
せやから、その前に米国の癒着防止材・承認がIRされることに賭けていました。
希薄化はざっと2割ぐらいでしょうか?
割当先がGNIと同じCVIですが、GNIの場合はCVIが保有し続ける可能性が示されていたと思うんですが、3DMの場合はすぐに市場放出でしょうか?
今はもう、早く米国と日本で結果を出すこと、ひょっとしてCVIが議決権の9.9%まで長期保有してくれること、何かの拍子で欧州契約がトントンと決まることを、ブルブルと肩を震わせながら願うばかりです…