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あの会社が超微妙な決算を発表したぞ!【3DM株18年1Q】

いつもお世話になっております!

待ちに待った3Dマトリックスさんの18年4月期決算。

色々評価が分かれる数字になったと思います。

取り急ぎ感想です。

間違いがあればご指摘ください。

目次

3Dマトリックスが2018年4月期第1四半期決算発表!

何はともあれ止血材の売上の数字を見てみましょう。

欧州、アジア、南米の売上を合わせて66.2百万円となりました。

計画値が41.6百万円だったので大きく上回る数字です。

 

計画比159%だ!

 

保守的に設定してきた売上計画を手堅く上回ってきました。

個人的には60百万くらいかなぁと思っていたので、予想通りかやや良い程度。

 

サプライズ感は特にないです。

 

……ただ3Dマトリックスさんの場合は下方修正常連企業なので、保守的とはいえ計画値を上回ったことに胸を撫で下ろしました。

 

だけど、ワタクシは猛烈に怒っているぞ!

ぷんぷんだ!

温厚なワタクシを怒らせるって、たいしたもんだな!

……下記がその理由。

 

売上の内訳をみると、アジア、オセアニアが約37,691千円と全体の57%を占めています。

一方で最も大きなマーケットで、大きな売上の伸びを期待していた欧州は27,414千円

正直、残念な数字です。

前期の4Qは欧州の売上は35,410千円。

 

下がってんじゃねーか……。

 

これまで少ないながらも売上の数字自体は伸ばしてきていた欧州市場。

少なくとも12百万×3=36百万以上は売れると思ってたぞ。

それが全然売れてない。

めっちゃ下がってる。

 

大手の代理店であるドイツのニコライが期初から本格稼働してこの数字。

代理店の数がこんなに増えてこの数字。

溜息が5、6発出ました。

 

27百万って……。

紛うことなきクソ数字ですね。

会社の「販売計画通りに推移した」という言葉に悲しくなります。

 

だってさ、つい3か月前に発表した中計では「直近前第4四半期の平均月間売上12百万をベースにしてる」って自分で書いてんじゃん。

どっからどう見ても計画未達ですよね。

ほんとさ、こういうところが信頼を失うところだと思う。

なんか若干の被害妄想癖を持つワタクシからすれば、株主をバカにしてる感じがするんですよ。

「どうせコイツラそんな細かいところまで見てねーだろ。全体で売上上がってんだから喜ぶんだろ」

的な。

 

今後、フランスでペンタックスが稼働するとか、スペイン、イタリアで公共入札が始まったとかどうでもいいよ。

期待感煽るだけじゃ株価上がんないぜ。

増資中でお金集めたいんだろうけど、もうみんな騙されないよ。

こんな数字で20億の一時金払うパートナーなんて現れるわけなくないですか?

ペイするのにどんだけ時間かかるんだよっていう。。

 

結果を見せてくれよ結果をさ。

 

アジアも、オーストラリアが好調で数字を伸ばしていますが、代理店であるマッケへのロットの関係があるのでこの期だけ伸びている可能性あり。

事実、前々期の4Qで初期ロットをマッケに納入して大きな売上が上がりましたが(大きなって言ってもたかがしれてますが……)、前期はこのロットが捌けませんでした。

今後も順調に売れていくかは2Q以降の動向を見ていくしかないですね。

 

あぁそれにしてもヨーロッパ……。

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韓国承認は諦めんな!

もしかしたら抱き合わせで「韓国の止血材承認はあかんかったです発表」があるかも、と思っていましたが、従来通り今期中の承認取得の計画に変更なしとのこと。

これは良かった。

とりあえず良かった。

遅れまくってますが、またまた得意の「追加データを求められ」って事態にならずに、すんなりと承認をゲットしてくれることを祈っております。

ちなみにカナダについては言及なしです。

計画通り進んでいると良い風に理解しておきます。。

 

アメリカでは癒着防止材について当局と協議開始!

世界最大市場のアメリカさん。

止血材についてはFDAと治験内容について協議をしていると言ってもう何年も経っている状況です。

ここにきて癒着防止材についても製品化に向けての協議を開始したとの記述が。

これは素直に嬉しい情報。

 

欧州での売上の状況からいって、なかなか止血機能単独では戦えないんじゃないかという不安が拭えないのが事実としてあります。

以前から書いていますが、現在、欧州で比較試験を進めている後出血予防材や癒着防止材という競合品が少なく、競争環境が比較的緩やかな市場で勝負するしかないんじゃないかと思っています。

 

逆に言えば会社のこの表現(最適な開発候補品の選定や優先順位付け)を見ると、止血材のほうはまだまだ難航している模様。

申請すら長く時間がかかったけどやっぱり諦めますパターンもあり得るかと。

 

こんだけ治験デザイン決まんないんだもんね。

マトちゃんにとっては求められているハードルが高すぎるんでしょ。

止血効果だけでは既存製品との有意差が得られない⇒治験に勝てないって言ってるようなもの。

GI領域に絞るか、次世代止血材で勝負をかけるかどっちかだと思ってましたが、もしかしたら癒着防止材のほうに注力する可能性もあるのかもしれませんね。

 

繰り返しになりますが、欧州での止血材の売上はほんとぉーにガッカリです。

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まとめ

・なかなかうまくいかないなぁ。

何回もマトちゃんの決算を見ていますが、今度こそ今度こそって思いながら、なかなか諸手をあげて喜ぶ結果にはならないですよね。

 

本当に可愛い子だなぁマトちゃんは!

 

可愛すぎて、これでガツンと下がれば追加で買おうと思っている自分がいる。

まぁ上がりもしなければ下がりもしないような気がしますが、どうなるでしょうか。

(株価、もう大分下がってるもんね)

 

岡田社長のアジアは今期黒字化、欧州は来期黒字化の言葉、なんとか欠片だけでも実現してほしいものです。

がんばってくれ、3Dマトリックス!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (5件)

  • yukiyukiさん、こんばんは。
    早速のレポート、有難うございます。
    タイトルは「超微妙な決算」ですが、写真の女の子はショックを隠し切れない仕草ですね。
    yukiyukiさんの大変ご立腹のご様子が、よく伝わってきます。
    まさにご指摘の通り、欧州での売り上げが伸び悩んでいますね。
    何でやろう?
    ここのところを、言い訳でもええから正直に発表してくれた方が安心できるんですが…。(もっとショックやったりして…。)
    アメリカでの癒着防止材の治験協議は、いいニュースですね。
    私は、3DM株を売っぱらいたい気持ちを抑えて、引き続きホールドいたします。

    • もぐらさん、いつもありがとうございます!
      なんで売れないんでしょうね。。
      もっと言えばマトちゃんの製品比較表で、あんまり利点がなさそうなフィブリンが未だに圧倒的に売れているのもよく分かりません。
      やっぱり使い慣れた製品からの切り替えって、よっぽど画期的な製品じゃないと難しいんだなぁと実感しています。
      だからこそ未開拓のニーズを満たすような製品(後出血予防材とか癒着防止材とか)の開発を急いでほしいです。

  • yukiyukiさん、お疲れ様です。

    下記は Q1 決算後の株価変動を去年と比較しました。
    日付 前日終値 始値 高値 安値 終値 出来高
    2016年9月15日 715 700 700 660 680 192,900
    2017年9月15日 681 661 680 661 680 105,100

    終値だけ見れば、去年とほぼ同じ位置に着地しました。
    ヨーロッパの売り上げ状況は気になる所ですが、今年の方が遥かに期待は持てると感じます。(溜息50、60発)
    とりあえず Q2 決算までは悪い材料はないと思うので、基本ヨコヨコ(やや右肩上がり)ベースで、他のパイプラインの状況によって、すこ~ぅし反応する感じでしょうかね?(地合い完全無視)
    それまでに、yukiyukiさんの3DM妄想日記も期待しております(笑)

    • ともさん、いつもありがとうございます!

      これは大変参考になる数字ありがとうございます!
      ほんとですねー。終値たまたま一緒。笑。
      たしかに2Q決算までは大きな悪材料はなさそう。
      (あるとすれば韓国申請取り下げくらいですかね……。マトちゃんの場合、発表しないかもですが)

      とりあえず刈り上げ君の暴挙に慣れちゃって市場が反応しなくなってきたのは良いことかも。
      こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします!!

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