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ベンチャー企業に見るコンサル資料作成術!それに釣られて買い増した僕。

いつもお世話になっております。

どうもワタクシです。

年末のバタバタが続いておりスルーしてたんですが、3Dマトリックスさんが決算説明資料を出してたんですね!

さっそく見てみましたよ。

今までと資料の印象が違いますね。

さすがコンサル出身の岡田社長率いる3D。

資料作りがうますぎるぜ!

目次

欧州の売上比較のグラフを見よ!

まずは1ページ目は損益計算書。

しょっぱなからインパクトのあるグラフを持ってきてるぜ!

いつもは数字と解説文だけを載せていたのが、ビジュアルで訴えてきてますからね。

2016-12-27-2

去年の同期比と比べて売上が8倍になってるぞ!って矢印付きの棒グラフ。

矢印の角度に注目!

この急角度!

「おうスゲー!」ってビビらせるこの見せ方!

 

実は去年の数字が低すぎるだけって話なんだけど……、今年も20百万弱しか売上ないんだけど……、見せ方ひとつで印象は全然違うからな!

うーん、勉強になるぜ!

 

良いところを強調し、悪いところには触れない技術!

スライドの6ページ目。

欧州の販売予測と実績のグラフだ。

2016-12-27-2

第2Qは計画比96%達成の文字が!

まずは100%を切っているけど「達成」って文字を使ってるところがポイントだ。

印象が全然違うぞ!

 

まるで目標を満たしたみたいな胸の張りようだ。

コンサルは堂々としていないとな!

 

そして全然「達成」できなかった1Qを含めた上半期じゃなくて、2Qの実績を強調している。これだこれ。

さらに2Qの月次の売上推移をみると見事に右肩下がりなんだけど、もちろんそんなところに触れる必要はない!

あくまでも2Qの売上をぐるっとマルで囲んで「96%」。これだこれ!

 

とにかく良い部分を強調して、悪い部分には触れない。

これこそがコンサルタントの神髄である!

 

中国でのパートナー契約締結に自信が満ち溢れている……

まぁ見せ方へのツッコミはおいておいて……。

なんでこんなに中国には自信アリアリなんだ。

来期計画を前倒して「当期」での販売権許諾の合意を目指すと明示。

下方修正を出さなかった理由も、この中国契約の進展のためとしている3Dマトリックスさん。

昨年の欧州契約では期待させるだけさせて株主をズッコケさせてくれましたが、今期はこの中国契約に期待が集まりますね。

今度こそ実現させてくれるのか!?

はたまた、またもやズッコケさせてくるのか!?

 

普通は前倒しまでしといて達成できないって考えにくいんだけど、考えにくいことをサラッとやっちゃうのも3Dマトリックさんなわけで。

ワタクシは信者なのでもちろん信じるぞ!

もう3Dマトリックスさんのワクワク感とビクビク感なしには生きていけないのだ!

 

purastatを褒めたたえているのはバンダレイ教授だけじゃないんだぞ!

これまで欧州のKOL=Bhandari教授みたいなところがあったので、ほんのすこーしだけ「purastatが良いって言ってんのってばんだれい教授だけなんじゃね……?」って疑っていましたけど、ごめんなさい。

今回はバンダレイ教授以外の4名の方が、欧州心臓・胸部外科学会議(EACTS 2016)のレポートに登場しています。

最初に出ているのはイギリスのHarefield病院のサイモン教授。

 

細かい推薦文を見てみると……

PuraStat did what it was supposed to do.

I’ve already used PuraStat for over 60 cardiothoracic cases and PuraStat is now a standard of care for most of my cases. PuraStat can be used safely in Ventricular Assist Device implantation. It is easily applied around the sewing ring and the aorta to quickly achieve haemostasis. Even after application of PuraStat, it doesn’t become hard, which allows you to place suture right through the material when you need additional stitches to the site.
The efficacy of PuraStat compares favourably with other haemostatic agents (glues and flowables) and benefits of PuraStat such as transparency, ease of use safety and better control are indeed satisfactory.

出典:平成29年4月期第2四半期決算説明会資料

purastatはちゃんとしてたぜ!

もう60回くらい使ったけどさ、今はもうpurastatを標準的に使うようになっちゃったからな。

安全だし、簡単だし、ちゃんと止血できるし、固まらないからpurastatと塗った後に、必要なら縫合までできちゃうんだぜ。

止血効果も他の止血材と遜色がないしさ、プラス透明だし、簡単だし、操作性も良いし、メリットめちゃくちゃあんだろ。

俺は満足だぜ!

 

っていう感じでしょうか。

まぁ今までも散々言われてきたpurastatの利点を強調しているわけですが、60回以上使って今では標準使用になったってところがテンション上がりますよね。

うん。

他の方もpurastatの止血効果の高さや使いやすさと、準備不要な点などを評価していますね。

こういうの読んじゃうと買い増ししちゃうんだよなぁ……。

もう病気です……。

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アジアも心配すんな!まさかの耳鼻咽喉科で使われ始めたからな!

いやこれはビックリでしょ……。

多分会社からしても相当ビックリだったんだと思う。

これまでの主要ターゲットとしていた内視鏡や腹腔鏡分野じゃなくて耳鼻咽喉科でpurastatが使われだしたんだとさ。

きっかけはKOLからの提案。

止血効果はもちろんのこと、術後の癒着防止にも役立つことが評価されたと。

他の製品だと残留物が発生したり、約半数の患者が癒着感を感じるそう。

それがpurastatならいまだ確認されたことがないってんだからこれはすごいだろ。

 

まぁまだ全然売れていないから、多分使用例もそんなに多くないんだろうけど。

だけどこのまま少しずつ広がっていって、かつ評価も高ければとてもおもしろいことになりそう。

オーストラリアだけで20~40憶の市場規模って捨てたもんじゃないよなぁ。

これも素直にうれしい情報でした。

 

まとめ

というわけで若干、ツッコミどころもある資料でしたが、気づけば買い増ししていたという僕。

個人的に一番の期待は中国ですね。

後出血予防材のCE取得とかも可能性は高そうですけど、止血材の例があるので株価的にはあんまり反応しなさそう。

やっぱり中国での契約と一時金の金額。

下期にはこの材料が飛び出すか大いに注目したいと思います。

 

あ、あとはもちろん止血材の売上ですね。

1Qのときは「8月には計画以上に売れてるから心配すんな!」文があったんですが、今回は11月の売上についての記載はないですからね。

代理店数は12月時点の実績まで明記しているのに。

 

多分、そんなに計画に満たない売上だったんだと思います。

12月の売上についても落ち込む予測になっているんですが、これが実績を反映しての数字なのか、もともと何らからの原因で落ち込む予測をしているのか、ちょっとよくわかりませんが。

いずれいしても、そんなもん誤差だっていうくらい1月から売上が爆上げする予測を立てていますんで、3Qでは今度こそ計画を「達成」してほしいものです。

がんばれ3Dマトリックス!

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】スリーディーマトリックスの止血材Purastatの有効性について調べたぞ!

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