いつもお世話になっております!
ついにデルタフライがきたぞーーーーー!!!
首を長くして待っている間に株価がトンデモナイことになっちゃったトンボ野郎。
ようやくアルカリ化剤17729の提携が実現しました!!
提携先は日本ケミファ!
17729の交渉相手について、社長は「国内の中堅製薬会社」と言っていました。
17729はすでにアルカリ化剤をがん治療にも適応拡大しようというもの。
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「アルカリ化剤」としては日本ケミファが「ウラリット」という尿アルカリ化薬を作っているので、本命の一つではありました。
気になるのはその契約内容!
はい、こんな感じです。
出典:がん微小環境改善剤「DFP-17729」のライセンス契約締結に関するお知らせ
これから分かることは……。
- 契約金は1億円(別紙、今期下方修正のお知らせの通り)
- マイルストーンなどの記載なし(*追記:治験開始マイルも1億円でした)
- 治験はデルタが実施
- 承認後の製造販売をケミファが実施
こんな感じ。
提携するぞするぞ行間読めバイオなど数々ある中ですね、実現したわけなんだもん。
立派でしょ。
これが男、江島だ!!!
ちなみに社長は阿波踊りが大好き。とても重要な情報を教えてあげました。
ぼくは断然評価します。金額の大小はさておき提携を実現したことが断然評価します。
ただねー。
ぶっちゃけ自力臨床は完全に予想外だったんだよなあ。
もちろん成功したときのリターンは大きいんだけど、狙いがよく分かんないんですよ。
そもそも契約一時金1億のみで、提携先には製造・販売権を付与するだけなら、慌てて臨床前に契約する必要なくないか?と(17729は1相~3相一気通貫治験が計画されています)。
どうせ自力で治験するんなら、進ませてから契約するほうが高く売れる気がするんだけど。
そうじゃない? 自力臨床を選ぶならね。
より細かな契約があるのかもしれないけど、少なくとも今回発表された文章からは読み取れませんでした。
デルタフライの今後の株価は?
ぼくが教えてほしいわ。
なんちゅう難問だ。
今期は10億の赤字予想だったところ、16億-1億(今回の一時金)=15億の赤字。
出典:業績予想の修正に関するお知らせ
一方、3月末時点の現預金残高は21億くらいになりそう。
来期は今回の17729や11207、さらには10825などの治験もはじまることが予想される中、事業費はさらにメタボ野郎になる懸念があります(ぼく的には当初会社の計画通り、年間10億くらいと見込んでいましたが、このストーリーは崩れました)。
【追記:5月14日発表の来期予想によると、11207や10825の治験開始は2021年開始に後ずれ。それに伴い、事業費も抑制する予想を上げてきました】
バイオベンチャー的には開発の進捗が良いのは素晴らしいことなんですが、問題は増資。
来期、10917の日本治験開始マイル2億円が入ったとしても、新たな提携や導出がなければ株券スリスリしてくるでしょう。
デルタさんの今の時価総額だと、仮に今期の事業費16億をワラントで調達するとなると、割引率込で50%くらい刷らないといけません。
これが恐怖なんだよ。
ぼくはどんだけ日本の創薬に貢献してんだ。
表彰ものだよ。
この株価じゃやってこねえだろ!!と思ってても、なんのためらいもなくやってくるところも多いし。
まだねーだろ!!と思ってたら、早めにやってくるところも多いし。
だから結局のところ投資判断は各々の時間軸になりそうです。
あとは増資前に他のPLの導出なり契約を信じるかどうか。
ああ、なんという無意味な結論だろうか。
ほんとねー。現時点ではめちゃくちゃ割安だと思うんですよ。
死ぬほど安いっすよ。
株価は今の5倍あってもおかしくないと思うんだけど、株価が上がってこないと増資リスクは見逃せないところ。
でもでも超絶資金流入という最強のタイミングで提携発表を出せたので、これをきっかけに急速水準訂正しないでもなさそうだし。
だまってても5%、10%上げそうだもんね(笑)
そういう意味ではラッキーだな。
うーむ分からん。いつもの現実逃避様子見パターンを発動しそうです。
このモヤモヤを解消していただくには、明日はストップ高貼りつきになっていただくほかありません。
いずれにしてもボラがとんでもない相場なので、無理せずにやっていきましょう……。
*特定の銘柄の売りも買いも推奨するものではありません。記載内容は100%事実とも限りません。投資は自己責任・自己判断でお願いします。
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