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内視鏡手術後の後出血予防に関する論文が発表された!

どうもyukiyukiです。

私がお漬物にしているバイオベンチャーのスリーディーマトリックスが平成28年3月2日、「消化器内視鏡手術における臨床研究成果に関する論文掲載のお知らせ」を発表しました。

この度、浦岡俊夫医師(東京医療センター消化器内科医長、慶應義塾大学医学部腫瘍センター特任准教授)により実施された、当社自己組織化ペプチド技術を用いた消化器内視鏡手術における後出血予防及び潰瘍治癒促進(創傷治癒促進) に関する臨床研究に関する論文を当社HP上に掲載いたしましたので、お知らせいたします。

論文タイトル:A novel fully synthetic and self-assembled peptide solution for endoscopic submucosal dissection-induced ulcer in the stomach. Gastrointest Endosc. 2015 Dec 1. doi: 10.1016/j.gie.2015.11.015. [Epub ahead of print]

論文著者: Uraoka T, Ochiai Y, Fujimoto A, Goto O, Kawahara Y, Kobayashi N, Kanai T, Matsuda S, Kitagawa Y, Yahagi N.

出典:http://www.3d-matrix.co.jp/dl_file/2016/etc/20160302.pdf

今日はこのニュースについて考えてみます。

以下はど素人のワタクシの妄想であります!

目次

【論文の気になる内容は!】

下記は論文の結論部分です。

Forty-seven patients with 53 lesions, including 14 (29.8%) previously on antithrombotic therapy and 2 (4.3%) requiring heparin bridge therapy, were analyzed; 2 patients were excluded, 1 with perforations and 1 with persistent coagulopathy. The mean size of the en bloc resected specimens was 36.5 ± 11.3 mm. The rate of post-ESD bleeding was 2.0% (1/51; 95% CI, 0.03-10.3). Transitional rate to the healing stage of ESD-induced ulcers at week 1 was 96% (49/51). Subsequent endoscopies demonstrated the scarring stage in 19% (9/48) and 98% (41/42) at weeks 4 and 8, respectively. No adverse effects related to this solution occurred.

出典:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26608126

やっべえ……ちんぷんかんぷんです。

とりあえずESD術後の出血率が2.0%で、その後1週間で96%が治癒段階に移行した……。みたいな感じでしょうか。症例数は53?なのかな……。

と、とにかく!

内視鏡の手術後にPuramatrixを塗ると、後出血も予防できるし、潰瘍治癒も促進できるし、良いことずくめだぜ!!ってことです!

【この論文の価値は?】

ひとまず著者の浦岡俊夫先生について調べてみると……

2014年4月からESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の権威である浦岡俊夫医長の赴任に伴い消化管低侵襲治療室が開設され、早期消化管癌に対するESDによる加療もこれまで以上に活発に行われています。

出典:http://www.ntmc.go.jp/p_sect/contents/29.html

その他のサイトでもESDの名医として紹介されています

かなり有名な先生のようですね。

 

次に論文が掲載された雑誌「Gastrointestinal Endoscopy」について調べてみると……

アメリカ消化器内視鏡学会の機関誌だそうで、内視鏡医学ではトップレベルの評価をされている雑誌だそうです。

【今後の展開は?】

この論文が3Dマトに与える影響は何が考えられるでしょうか。

まずは新規のパイプライン開発ですね。

ESD(胃内視鏡的粘膜下層剥離術)では術後の出血や瘢痕狭窄などが問題になっているとのことですが、マトちゃんのPuramatrixがこの解決に寄与する可能性が示唆されたわけです。

従って、今後、専用製品の開発が進むかもしれません。

*【追記】マトちゃんは新規パイプラインとして、後出血予防材を開発し、CEマークの取得を申請しました。

後出血予防材は止血材と同様の市場規模を有しているとのことで、無事に承認されれば売上拡大が期待されます。

 

 

しかしながら、わたしは短期的にはやはり止血材の販路拡大を狙っているのだと思います。

というのも、3DMの製品はほとんどがこのPuramatrixが基盤になっています。

濃度を変えたりすることで、歯槽骨再建材として開発したり、粘膜隆起材として開発しているだけで、基盤は同じ自己組織化ペプチドであるPuramatrix。

もちろん止血材もです。

ですので、「当社の止血材は従来通り術中の出血はもちろん、術後出血も防ぐし、治りも早くしちゃうようなんで、ぜひぜひ使ってみてくださいね」っていう医師への販促手段として利用したいんじゃないかと考えています。

 

今後の販売推移に注目しています!

がんばれスリーディーマトリックス!

今日もお読みいただきありがとうございました。
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