メドレックスにマイクロニードル工場建設について訊いてみた。

いつもお世話になっております!

メドレックスが工場建設を発表してから株価が暴落中だぞ!

大変だ!!!

メドレックスの工場建設の懸念を一言で言うと!

結局のところ、メドレックスについては「工場を建ててホントに収益化できるのか!?」ってこと。

もうこれだけ。

特にですね、量産工場のほうですね。

出典:メドレックス 2018年04月10日 適時開示資料

もう治験薬はいいよ……。

許すよ。

問題は量産工場のほうだ!

めちゃくちゃ金がかかります。

さらに上の資料を見ると2020年12月くらいまでに完成するイメージなんでしょ?

 

メドレックスが出してきた同じ補足資料には、2023年中の上市見込みとあります。

3年間、工場を遊ばせとくのー?

さっき書いたように維持費と減価償却で経費負担重くなるじゃん。

念のためにIRに訊いてみよう。

 

IRさんに質問をしてみたぞ!

(僕)
すいません。教えてください。ワクチンメーカーや製薬企業との協業と書いてありますが、これってその中から一つの会社を選んで、そこのワクチンなり医薬品の専用工場として使用するって意味でしょうか?
(IRさん)
えーっとですね、かくかくしかじか……。特定のものに限られるということではありません

1社とガッツリ手を組んでやるわけじゃないと。

(僕)
なるほど。じゃあ例えば医薬品以外、化粧品とかへの応用は考えておられたりしますか?
(IRさん)
……うーん。皮膚に刺さるものですし、薬事法の絡みもあるので、基本は医薬品ですね

医薬品のみのようですね。

(僕)
もう一つすいません。かくかくしかじか……量産工場の建設から製品が上市するまでってだいぶん間がありますけど、この間って売り物が何もない状態が続くんですか?
(IRさん)
えーとですね、ちょっと詳しくは申し上げられないんですけども、もちろん治験薬を作るということに関しても、タダでできる訳ではありませんので、まぁ治験薬のためのマイクロニードルアレイを供給してもですね、契約次第ですけれども、お金を頂けるという可能性も、まぁなくはないと

ビミョーな表現。

当たり前ですけど、やっぱり上市されるまでは大したお金にはならなそう。

そりゃそうですね。

(僕)
では基本的には量産工場っていうのは上市した後に稼働するって認識で良いですか?
(IRさん)
えーっとですね、上市というよりもですね、第3相の臨床試験をするというときにはですね、治験薬として作ったものではなくて、量産体制で作ったものじゃなければ第3相の臨床試験はできませんので。そういった意味でも、量産工場が必要になると

なるほどねー。

改めて言われると、量産工場の資金もこの段階で必要になった理屈も分かります。。

確かにワクチンメーカーとしては、治験薬の工場で1相・2相に入って成功したとしても、3相までいけないと意味がない。

量産工場がなけりゃ3相に入ることすらできないんだから、「メドちゃん、お前本当に作れんの?」って思われるのは自然ですね。

(僕)
それでもやっぱり上市までの時間が掛かりますし、その間の工場維持費って負担になりませんか?
(IRさん)
えー、そうですね……。まぁよくお問い合わせで、皆さま維持費についてはかなり気にされているようなんですけども、そんなにですね、臨床試験をしたりといったようなことではありませんので、まぁ、それほど大きなものは掛からないという風には考えてますけれども

これでだいたい分かりました。

もしかしてワクチンメーカーとの「協業」というのは、メドレックスがワクチンの提供を受けて、メドレックスが主導で臨床試験をしていく可能性もあるのかな、と思っていましたが、それははっきり否定されました。

メドレックスはマイクロニードルを提供するだけで、臨床試験に掛かる費用がワクチンメーカーでやってもらうと。

むしろなんでキミたちそんなに維持費について心配してるのって困惑している感じを受けました(←あくまでも個人的な感想なんで気になる方は自らお問い合わせを)

というわけで、減価償却とかの非資金費用はともかくとして、維持費はそんなにかからないぞという会社側の見解。

 

ふむふむ。

ただしやはり本格的に売上に貢献するのは製品上市後だろうな、という感想も持ちました。

 

完全な妄想ですが、会社の戦略としては、当面の運転資金については、オキシコドンなどの導出活動を継続して調達に努力。

一方で、今回の増資で「量産工場まで作れる資金」をゲットして、マイクロニードルの治験薬製造工場をひとまず建設。

実際にワクチンメーカー(複数社)との協業が決まってから、量産工場の建設に着手。

2023年以降に、ワクチンが上市できれば安定的にマイクロニードルの販売。

こんな感じでしょうか。

 

基本的にメドレックスは、自社での臨床試験は行わないってことなんで、MNの提供(薬の充填もするのかな)のみ。

1社単独への提供ではないという話もありました。

逆に言うと、2019年に臨床試験開始見込みとも言っていますので、本当にメドレックスのMNが競争力のあるものなら、来年にかけて複数社との協業が実現する可能性もあるかも。

ここでポンポンポンって話が出てこれば、かなり期待できそう。

 

個人的にはやはりある程度の見込みが立った上での増資という印象。

反面、2019年いつまで経っても協業先が出てこない、あるいは一社しか出てこない、ということになれば、工場建設失敗のリスクも大いに考慮しないといけないかと。

とりあず、昨日まではいっそ増資失敗してくんないかな、とも思っていましたが、今日電話をしてみて「ここまで来たらもう何とか株価を引き上げる材料を出して、できるだけ高い株価で増資を成功させてほしい」と思った次第でございます。

 

まとめ

・自社での臨床試験の考えはない。

・メドレックスはMNの提供が主

・大化けもあるけど、とりあえず本格的な収益化は2023年以降(……多分遅れるけど)

 

とりあえずメドレックスのIRさんは超絶良い人だったなぁ。

説明も分かりやすかったし。

これぞIR。

多分、増資終わるまでは軟調な株価が続きそうですが、ひとまず様子を見ておきます。

ここまで落ちたら、さすがに下値も限られているような気がしているんですが……。

*あくまでも個人の感想です! あと言った言わないもありますので、気になる方は自分でお問い合わせを! 投資は自己責任と余剰資金で!

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4 件のコメント

  • 初投稿です。

    いつも楽しく拝見しております。
    仕事中の息抜き(休み時間ではありません)に拝見することが多いのですが、大きな写真がバーーンっと画面上にでてくるので周りにチラ見されることがありますが( ̄▽ ̄)笑

    今回の記事も本当にわかりやすいです…感動しました。
    今年からホルダーなので収益化が2023年ですとNISA分が切れてしまうので残念ですがホールドしていきます。

    たしかyukiyukiさんシンバイオもお持ちですよね?
    ほぼ水になってしまった株の増資についてご意見伺いたいです。

    今後も楽しみにしています!

    • DMさん、はじめまして!
      コメント誠にありがとうございます!

      そう言っていただけると本当にありがたいですm(._.)m
      すいませんシンバイオはもう持ってないんです…。
      イオンシスの件と先日のリゴの発表、さらに増資と続いてますが、それでもこの株価を維持してるのでよく検討してるなぁと思ってみています。

      とにかく日本のバイオ全体が盛り上がってほしいです!
      今後ともよろしくお願いいたします!!

  • ありがとうございます。とても参考になりました。

    量産工場が第3相に必要という事は、思いもよりませんでした。

    御礼までコメント差し上げます。

    • sstさん!
      お返事遅くなりすいません!
      そしてコメントありがとうございます!
      誤解されてる方も多いと思うのです、会社にはより詳細な説明をしてほしいですねー。

      今後ともよろしくお願いします!

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