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DWTIが2019年12月期決算で上場以来初の黒字化を達成したぞ!

いつもお世話になっております!

今日は2019年にぼくがとてもお世話になったDWTIさんの通期決算発表がありました。

上場廃止猶予期間入りし、がけっぷちに立たされていたDWTIさん。

果たして黒字化は達成できたのか?

 

ちなみにぼくは3Q発表後からの暴騰途中に手離しちゃいました。

非力でごめんよ。

 

ただ今年はずっとチェックしていたので、ノンホルの立場からDWTIさんの決算を見届けるぞ!

 

目次

悲願の黒字化を達成!

2019年の決算はこの通り。

出典:DWTI  2019年決算短信

12月の上方修正どおりですが、文句のつけようのないガチ黒字を達成しました。

役員報酬をバッサリカットし、某掲示板によると、株主総会で「私を信じてほしい」と言ったとかなんとかいう日高社長が、有言実行っぷりを発揮。

これで株主総会後の上場廃止猶予銘柄からの解除が決定しました。

出典:DWTI 2019年12月期決算説明資料

 

いやースバらしい。

自力での上場廃止の回避を成し遂げたわけですよ。

2019年バイオ株大賞があるならMVPをあげよう。

 

多少の無理やり感はあるとはいえ、無理やりでも黒字化できないバイオはわんさかいるので、素直に評価してあげたいです。

もちろんぼくに評価されたところで、一ミリもお得になることはありません。

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パイプラインの進捗はこんな感じ!

バイオ株の命であるパイプラインの進捗は下記の通り。

出典:DWTI 2019年12月期決算説明資料

 

今回明らかになったのは、主力パイプラインであるグラナテックがアジア4ヶ国で承認申請されたこと。

またK-321として「角膜内皮障害治療薬」への適応拡大を図るべく、アメリカで2相試験が始まっているそうな。

 

これは新しく出た良い情報。

それならそうと言ってよね。サプライズ好きなんだから。

 

グラナテックの海外展開や適応拡大は導出先の興和で進められているので、DWTIさんに費用負担はなし。

がんばれ興和さん!と応援するのみです。

 

 

また注目のロートへの導出に成功したDW-1001については、今のところ適応症などは非開示。

今後の開発計画が決まり次第、明らかにするとのことなので楽しみに待ちましょう。

 

新中期経営計画を発表!!

黒字化達成おめでとう!!ということで、気になるのは今後の業績。

出典:DWTI 2019年12月期決算説明資料

 

2020年決算からはまた赤字に転落にする予想となっています。

特に良い意味でも悪い意味でもサプライズはなかったわけですが、PTSではやや失望売りが起きているもよう。

ほぼほぼ9月に出した中計のレンジ内なんだけどな……。

 

 

まあでも来期の売上310百万円かあ。

ノンホルのぼくの客観的な視点でモノ申すと、かなーり保守的ですよ。

 

ぼく的予想によると2019年のロイは2.8億円~くらいじゃないかなと。

グラナテックの伸びが好調なので、3.1億円なんてロイだけでクリアできちゃうと思うんだけど。

来期からは韓国とアメリカでも上市予定だしね。

 

 

それにそれに。

現在も導出活動推進中である最大のカタリストの緑内障治療剤「H-1337」については中計に含んでいません。

出典:DWTI 2019年12月期決算説明資料

 

大型契約を目指すという1337のライセンスアウトが成立するかどうかで業績は大きく変動してきますので、個人的にこの中計はあんまり気にしなくても良さげだと思います。

特にDWTIさんは毎年ぽんぽこぽんと小まめに中計修正してくるし。

 

なんかあれだな。

近年のDWTIさんは、今期予想にしてもガチガチ下値計画を立てて、途中で上方修正するパターンが続いてますね。

この辺の会社のクセは覚えておこう。

 

繰り返しになりますが、株価高騰のきっかけとなったロート製薬に導出したDW-1001についても未記載。

 

1001は昨年の契約締結後の上方修正から推測するに、一時金は5,000万円程度じゃないかと予想しています。

DWTIさんの売上規模から言えば割と大きめ。

開発段階に応じてマイル収入が入るので、1337やこの1001をはじめとする各パイプラインの進展によって、この中期経営計画は変えてくると思われます。

 

とりあえず会社もホルダーもお疲れさまでした。

ほぼほぼ確定していたとはいえ、本決算での黒字発表。

いやあ一年間お疲れさまでした……。

 

社長もさっそくあいさつを更新して、「研究開発を行いながら黒字を達成することは容易ではありませんが、保有する開発品が優れた評価を得たことによる成果であると考えております」ってドヤっているぞ。

 

スーパー織り込み済みだった上場廃止猶予期間入りで暴落したDWTI。

ホルダーからすると、同じくスーパー織り込みの上場廃止猶予期間入り解除でも上がってくれやと思うところですが、どうなることか。

バイオにとっては貴重な黒字化というイベントを達成したので、明日以降の値動きにも注目していきたいと思います。

*特定の銘柄の売りも買いも推奨するものではありません。記載内容は100%事実とも限りません。投資は自己責任・自己判断でお願いします。

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • yukiyukiさん、こんばんは。
    ノンホルダーでいらっしゃるにもかかわらず、DWTIを記事にしていただき有難うございます。
    私も、一時期の急騰で4千株→1千株(NISA)まで持ち株数を減らしました(笑)。
    予定通りの黒字決算でしたが、今日△15%とはこれ如何に?
    やっぱり今期以降、再び赤字になるからでしょうか。
    私は、1337導出のみを祈念して1千株を放置するつもりです(今日で含み損になったけど)。
    今日(2/14)IRのあったラクオリアやGNIは、今期以降も黒字継続のようなので、DWTIにも近いうちに黒字定着してもらいたいです。
    そ、そ、その前に1337を何とかしておくれ~

    • もぐらさん、コメントありがとうございます!
      いやーひどかったですね……。
      バイオの決算またぎの難易度の高さを思い知りました。
      GNIのようにグロースの確度がかなり高くないと評価されないのかもしれません。

      DWTIは1337に掛かっていると思います!
      ぼくも今後も注目していきます。

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