こんにちはー!
最近はもっぱらセミFIRE気味の独立をしちゃったもんで、めっきりストレスフリーになっているものです。
たまには心に負荷を与えようと、本当はストレスマックス時に受けたほうがいい胃と大腸の内視鏡検査受けちゃったもん。
死ぬまで受けないと思ってたやつだよ。辛そうだから。
で、鎮静剤付きにしたんです。
それでもビビりまくって、直前までキャンセルしようかと悩みまくって、半泣き状態でお医者さん行って……。
もうね感動しちゃったよ。
本当に「お薬入れますよー」からの、気づいたら終わってんだもん。
おえおえしすぎちゃって、内出血で口回りぱんぱんになっている人も見ていた恐怖を考えると、本当にすばらしいぜ。
そんなこんなで、内視鏡といえばぼくが長年粘着している3Dマトリックス!
決算を発表されましたよ。
決算自体はすでに再上方修正済みなので、注目は今期の計画のみです!
とはいっても、一応振り返り。
3Dマトリックスの24年4月期決算発表!
はいこの通り。
売上は当初37億だったところ、45億と大幅に上方修正!
今までのうまくいくかどうか分からんけども株券スリスリ一か八かの全方位戦略から転換して、リソースを勝ちパターンが見えている内視鏡領域に重点投下。
これが奏功し、マトちゃん史上はじめての製品売上による上方修正・さらにはもちろんはじめての再上方修正となりました。
ぼくは感動しましたよ。
毎期下方修正で、その内レンジで売上予想を出すようになり、その下限もつきやぶって毎期下方修正していた暗黒のあの頃。
そんなよちよち歩きをしていたマトちゃんがさー、立派に成長したよなあああ!
ああ嬉しいけどちょっと切ない……またあの未達常連マトちゃんのかわいらしいズッコケ決算も見たいわ。。。
半期で18百万円の売上が伸びて、ドヤって出してたあの時代をさ。
見た瞬間、頭をかきむしって「もうやめてー!」って言ってたあのころ。
マトちゃんは愛嬌があるからね。
今期の決算トークに戻りまして。
為替の影響もあり当初予定から営業赤字額は拡大しましたが、昨年までとも違うのがちゃんと販管費を投じたところ国・領域の売上が伸びまくっていること。
これなら全然問題ないわけですよー。すばらしいわけですよー。
一番つらいのはコストをぶっこんだはいいけど、それがヒットせずにほぼムダ金に終わること。
もうねー、ずーっとこれが続いてたからさ。
マトちゃんの販売可能な製品はたくさんあることが強み。
無制限に売り出していたらパンクしちゃうからね。
一方、長年の計画未達と株主の大量出血を糧に、全世界での販売経験を蓄積してきたのは確か。
慎重なテストマーケティングからの訴求点の見極め、その時々の重点領域の選択と集中で、確度高い分野で勝負する!
この一連のノウハウが構築できてきたのなら、今後は非常に楽しみになります。
はあ美しい傾きですよ。
すばらしかったのは日米欧3極すべてで、そしてGIは当然のことながら、心臓・鼻すべての分野で当初予定を大きく上回ってきたこと。
ここからも、purastatの臨床上の価値と、国・領域ごとのターゲットに対する刺さるポイントの見極めみたいなところの精度が、めーーーーーちゃ長くかかったけどようやく高まってきてんじゃないかと。
知的資産経営やーん(若干、古い)。
為替の影響もない日本でも10%上振れたもんな。
過去には黒字化までの最大の課題であった原価率の高さについても、4Q単体では単価の高いアメリカの伸びとスケールアップによって大きく低減。
28%まで落ちました。
欧州の粗利の低下という記載がありましたので、じゃっかん心配していましたがこれを見る限り大きな影響はなさそう。
円安で材料費が高騰したとかそんなレベルの話なのではないかと思います。
販管費が伸びすぎていつまで経っても黒字にならないだろ論も、下記の通り販管費(研究開発費含む)/粗利額を見れば、着実に黒字化に近づいていることが分るでしょう。
販管費(研究開発費除く)だけで言えば、去年で-15億円。今期予想通りいけば、-3億円ほどなので、貢献利益額としては12億円の増額。ついに製品利益額で間接固定費も回収できる段階に来ちゃったぞっと。
今期の業績見通しは!?
赤字額についてはだいたい予想通り。
むしろこんだけ販管費はこれでおさまるかな?というところ。
ただ売上はそうとう小さいというか、これまで袋叩きにあいすぎて上方修正前提とした計画(さすがに4Q売上×4した数字よりも小さいので、これはぶっちゃけ売上と営業利益の下方修正を止めない限りは報酬を下げると言っちゃった岡ちゃんの、役員報酬戻すぜプラン)にみえます。
去年もさ、当初の中計説明会で「今までとは計画を抜本的に変えた」「保守的」「この上を行くんじゃないか」といったことを強調していたので、やっぱり計画の立て方自体が明らかに変わったんだよなあ。
地域別ではこんな感じ。
今期売上高 | 前期売上高 | 前年比 | 伸び率 | |
欧州 | 2,193 | -1,699 | 494 | 29.20% |
米国 | 2,060 | -1,527 | 533 | 34.90% |
日本 | 1,205 | -901 | 304 | 33.70% |
オーストラリア | 566 | -435 | 131 | 30.10% |
アメリカなんてこれまでの四半期伸び率の推移からすると、ほぼ横ばいレベルの数字を出してきてるんですよ。
さすがにアメリカに関しては営業リソース増やしますと書いておいて、かつ前期の獲得済みのアカウントをベースに深耕させると書いておいてのこの数字は、相当保守的にしてきている印象(もしかして新規顧客分はほぼ見込んでいない?)。
3Q時点でもアメリカトップ100病院の内、3~4割しか取ってないって言ってんだよ。
んで人員も増やすんだよ。
なんで大規模アカウントはほぼ取り切っちゃってる日本とほぼ同等の伸び率なんですか。
岡ちゃん、ほんとに~~~~~???
ぼくはそうとう疑ってまっせー。
少なくともここは上振れる(30億くらいはあってもおかしくない)だろうと思っていますが、答え合わせは3ヵ月ごとにしていきましょう。
株価は下落!
大幅上方修正で今期の黒字期待がまん延していたことなど、発表前からだいぶ期待値ハードルが上がってる感はビンビンあったんだよなあ。
さすがにこれだけの外部環境でのコストアップ要因があると、今期中に通期黒字化は難易度高。
売上も、上記したように会社としては未達で叩かれまくって役員報酬削減までしての「計画の考え方の見直し」なので、そりゃね達成確度が高いものを出しますよ。
報酬30%カットは普通に辛いでしょ。こんだけ物価が上がってるなかさ。世の中賃上げ機運が高まってるなかさ。岡ちゃんもそりゃうなぎとか食べたいよ。
なのでここも下目に出してくることはある程度予想できたけどな。
あとあとあと!
毎回「経常利益と純利益のマイナスが大きくなってる!!」「赤字かくだーい!!」で売られちゃうんだよなあ。
これは単なる子会社貸付金の為替差益。数字上の話なのでまったく意味ないんですよ。
でもそれも現実。
意味ない! 違う!っていったところで、それが市場の反応なので受け入れるさ。
逆に言えば、今期も同様に経常利益以降の数字については例年通り「上方修正」されるので、短期でもまあそれを狙って入ることもひとつでしょうか。
去年の1Qは瞬間的にそれでめっちゃ上がったし。
いずれにしても、なんとかこの辺で株価を維持しつつ、ワラント残りをさばいていって、そんでもって業績改善と次世代止血材の承認、IBDのPOCといったカタリストが結実すればーといったところだぜい。
昔から比べると不安感は相対的に!そして大幅に!減ってきているので、今後の行く末を見守るのみです。
中期経営計画発表は19日に!
例年通り、来期にちょびっと黒字化予想をしてくるんじゃないかと想像している中計発表は19日。
動画と一緒に出してくるのははじめてだな。
株価を見つつ、話す内容も変えてくるのでしょうか。
毎年言っていますが、今年は本当の本当の本当の勝負の年!
結局のところ株価については実績で見せるしかないので、どのタイミングで四半期黒字化するのか、もっというならば四半期黒字化しそうな水準までいくかというところ。
これを見守るのみであります(来期の4Q単体で黒字化予想を出してくるのかどうか)。
アメリカでのIBDのPOC試験開始も楽しみだな。
また中計が発表されたら感想を書きます!
yukiyukiさん、こんばんは
業績予想修正からマトちゃん株価は上昇していましたが、決算発表後に下落…
今期の営利△10億円予想がアカンかったんでしょうが、前々期△30億→前期△20億→今期予想△10億 と見てくれば、そんなに悲観せんでもええですやんねー
現在はワラント進行中なんで、@120円を切ってくるかもしれませんが、そうなったら少し買い増そうかな?
ということで、ブタさんの横目キャラが可愛かったデス!