いつもお世話になっております!
3Dマトリックスさんが暴騰しています。
今までのマトちゃんのパターンって、動画で将来の「期待」を煽って、決算という「事実」で売られるってパターンの繰り返しでした。
なもんで、今回も決算である程度売られて、その後はじわじわと上がって行くかなぁと思っていました。
ところがじわじわどころか急に上がりすぎ!!
あのーもうちょっとゆっくりで良いですよ……。
そんなに角度付けちゃったら怖いから。
そう。
怖いんです。
というわけで握力強化のために今後(2018年中)に起こり得る材料を整理しておくぞ!
3Dマトリックスの2018年中に出る可能性のある材料!
あくまでも達成の可能性と株価への影響は個人的な見解です。
TDM-621(止血材)の内視鏡領域における日本での治験成功!
・達成の可能性 △
・株価への影響 〇
再チャレンジとなる日本での治験。
欧州やオーストラリアでの臨床実績もあり、評価も高い内視鏡領域に絞ってきましたので、成功確率も高めだと思います。
それでも終わってみるまで結果は分からないのが治験です。
その意味で成功の可能性は△としました。
治験で良い結果が出て、再申請が実現できれば株価の底上げにつながると思います。
TDM-621(止血材)の心臓血管外科領域における日本での治験開始!
・達成の可能性 △
・株価への影響 ▲
心臓血管外科でもPMDAと再申請に向けた協議が開始されています。
2018年中にはこちらも開始されるかもしれません。
ただ株価は、治験開始よりも治験成功のほうがインパクト大です。
当たり前ですけど。
TDM-641(粘膜隆起材)の日本での治験再開!
・達成の可能性 ▲
・株価への影響 △
治験を一時中断している粘膜隆起材。
物質改良のメドがようやく立ったとのことですが、治験再開の具体的な時期についてはまだ明らかにされていません。
今回の説明会では触れられなかったため、今年中の再開について可能性は大きいとは言えない状況。
それでも一時は完全にポシャったと思っていたパイプラインなので、本当に再開できれば個人的にはかなり嬉しい……。
PuraStatのカナダ・中東での承認取得!
・達成の可能性 ◎
・株価への影響 ▲
カナダと中東で承認申請中の止血材purastat。
決算動画で社長から「下期までに承認が取れそう」だという発言がありました。
マトちゃんは4月決算なんで、それまでには承認のお知らせがありそうです(カナダは出すだろうけど、中東はIRを出さない可能性も)。
ただこちらも今回の動画で承認自体は織り込み済みとなりました。
あとは実際に売上を上げるか、大きな代理店との契約が発表されれば株価も反映してくることでしょう。
PuraStatの韓国での承認取得!
・達成の可能性 ▲
・株価への影響 △
同じく承認申請中の韓国。
社長は完全スルーでした。
遅れまくっているので、追加データを求められている可能性が高いと考えています。
他国の臨床データで良いのか、新しく独自の試験が求められるのか。
販売パートナーは韓国では力がある企業ですし、早期の承認に諦めモードが広がっているからこそ、サプライズ承認が下りれば株価も結構反応するはず!
スポンサーリンク
[ad#co-1]
後出血予防材の承認取得!
・達成の可能性 〇
・株価への影響 ▲
待ちに待った後出血予防材の承認取得。
再申請にこぎつけたことで、こちらも今期中(4月末)の承認取得も十分可能性があります。
……ただマトちゃんはなぜか後出血予防材の進捗については情報を開示しません(いつも事後報告)。
承認取得についてはさすがに出してくるんじゃないかと思うんですが。。
仮に発表した場合、翌日の株価は多少上がるでしょう。
が、持続するかというと寄り天になりそうな感じ。
それでも売上のアップサイド要因にはなってくると思うんで、長期のホルダーからすれば待ち遠しい材料です。
次世代止血材(TDM-623)の治験開始!
・達成の可能性 〇
・株価への影響 ▲
現在、欧州などで販売中の次世代止血材の治験開始です。
重要な治験になると思います。
決算説明会動画では製品の製造が完了し、非臨床試験終了後、速やかに臨床試験に入る模様。
社長の口ぶりから言っても自信が見て取れました。
個人的にも2018年の春くらいに治験開始となる可能性は高いと思います。
一方、治験開始はもはや織り込み済み。
株価への影響は小さいと思います。
癒着防止材の動物実験の成功!
・達成の可能性 〇
・株価への影響 〇
アメリカで510(K)での申請を行う方向で決定した癒着防止材。
これによって動物実験だけで承認申請に持っていけることになりました。
既に動物実験には入っています。
ウサギさんの両鼻の粘膜を傷つけて、一方はpurastat、もう一方は既存の癒着防止材であるmerogelをつけます。
30日後、比較をしてどちらのほうが癒着を防止されているかをチェックする試験。
動物実験だけなのでそんなに時間はかからないでしょう。
こちらもうまくいけば春先くらいに結果が出るかも。
世界最大市場のアメリカでの上市に直結する試験成功ニュースは、株価への影響も小さくないと信じています!
TDM-711(歯槽骨再建材)のアメリカでの治験成功! 承認申請!
・達成の可能性 ▲
・株価への影響 〇
今回の動画でも一切触れられなかった歯槽骨再建材。
2本目の治験の経過観察中ですが、まだ時間が掛かりそうです。
サンプル数も少ないですし、追加治験を求められる可能性は否定できません。
ただ、だからこそ成功をして、承認申請まで持っていくことができれば株価へのインパクトは大きいと思います。
なんつったってアメリカ市場です。
インプラント大好きアメリカ市場です。
TDM-812(核酸医薬品)のフェイズ1成功!
・達成の可能性 〇
・株価への影響 △
こちらも情報のないTDM-812のフェイズ1結果。
治験自体は既に終了し、データ解析中ですので間もなく結果が発表されるでしょう。
フェイズ1ですし、個人的には主要評価項目である「安全性・忍容性」を達成する可能性は高いと考えています。
しかし、対象が乳がんで、しかもトリプルネガティブという限定的なマーケットであることから、他の製薬企業などが権利を買ってフェイズ2まで進めてくれるかは不明。
導出が成功すればその導出先や契約金額に応じて株価も反応するでしょうが、「とりあえずフェイズ1の評価項目は達成しました」発表だけでは株価への影響も過度に期待しないほうが良いでしょう。
……あとはNHKさんに期待。
スポンサーリンク
[ad#co-1]
止血材の欧州全域のパートナー契約の締結!
・達成の可能性 ×〜▲
・株価への影響 ◎◎◎
ずーーーーーーーっと交渉中の欧州全域の販売パートナー契約。
一時金20億を計画しています。
しかし、止血材は全然売れていないので、今の状況ではまぁ無理でしょう。
各国で小規模代理店網も整ってきていますので、販売パートナーとしても契約する「旨味」が無くなってきています。
可能性があるとすれば、次世代止血材の独占販売権の付与をメインに、パートナー契約を結ぶっていうところでしょうか。
それにしたところで次世代止血材の治験結果を見てからになるでしょうから、やはりまだ早期の締結の可能性は小さいと思います。
……奇跡が起きて本当に20億の契約ができた場合。
株価はトンデモナイことになりそうです。
一発で黒字転換するほどのインパクトと、止血材販売が急速に進展する可能性がありますので、時価総額でいえば300億くらい上積みされてもおかしくないかと。
まとめ
・材料はもりだくさん!
これだけ材料を上げといてなんですが、一番の材料はやっぱり止血材の売上「実績」なんですよね……。
いくつか好材料が出て、株価を底上げしつつ、3か月後の3Q発表でも良い売上が出せれば最高の展開となります。
でも……思えば去年も材料がたくさんありながら全く出ず、3Q前に売ったんだよなぁ。。
[kanren postid=”2831″]
↑ナイストレードしてんじゃん……。
今年も3Q発表まで、会社の動きを注視していこうと思います!
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
風太です。
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、貴重な情報の提供、ありがとうございました。
新年早々に3Dの予想される材料を整理していただき、大変参考になりました。
それにしても昨日の値動きはまさに「バイオ祭り」でしたね。
3Dはもちろん、カルナバイオ、サンバイオ、アンジェス、リプロセル・・・
機関による決算前の空売りの買戻しと、昨日の日経で新興成長企業の1位に
ペプチドリームが輝いたことに影響されて「お祭り」になったような気がします。
ともあれ、これでカル○の積もり積もった含み損がかなり減り、一息付けました。
これもyukiyukiさんのお蔭と感謝しております。
本年もよろしくお願い申し上げます。