こんにちは。
いつもお世話になっております&お久しぶりです
どうもワタクシです。
本日は期待と不安を胸の中に同居させながら待っていた3Dマトリックスの第1四半期の決算発表がありました。
想像を絶するひどい決算……。
ああ、またか。。。
3Dマトリックスが平成29年第1四半期決算を発表!
3時半に開示の予定が1時間遅れての発表となりました。
この時点で、嫌な予感がプンプンしていたんですが、現実のものとなりましたね。
PDFを開いた瞬間、目に飛び込んできたのが、売上800万という数字。
以前のこのブログで1億くらい行けば飛び上がって喜ぶぞ、みたいなことを書いた記憶がありますが、お話にならなかったですね。
800万って。
ちょっと怒りを通り越して愕然としちゃった感じです。
会社は今期5.4億の売り上げ計画を立てており、さらに第2四半期以降、販売が本格化していくということから、下方修正こそ出しませんでしたが、達成はまず無理でしょう。
会社側は欧州の代理店が14にまで増えたし、ターゲット施設数も125まで増えてきてるんで、心配すんな!って言ってますが、この125とかって臨床使用も含めた数字ですよねえ……。
無料で使ってみてくだいねーって。
そっからリピートがないってことは、もう駄目なんじゃないですかね。
「お前、今更気づいたのかよ!」ってツッコミが胸に突き刺さる。。
ただ、それでもワタクシはマトちゃんを擁護し続けるのだ!
はい!なぜならもう塩漬けになっちゃってるからだ!
もう完全に信者になって、ヤケクソでマトちゃんを擁護しまくるぞー!!!!
よくよく見てみますとねえ、1Qにおける止血材のトータルの販売計画って2400万だったんですよ。
そして欧州の1Q実績が640万ぽっちで、5~8月の販売進捗率は87%だそう。
8月の計画値こそ不明ですが、この数字から言えることは、そもそも前半は大した売上は見込んでいなかったってことです。
来期トータル26億を売り上げるって言ってるんだから、もう誤差の範囲じゃん!
数百万の遅れなんざ、全然気にならないぜ!
8月の月次では欧州での止血材販売は計画を超過したってことなんで、全く問題ないだろ!?
あー良かった欧州はOK。全く持って問題ない。オールオッケー。安心したなああああ。
……はぁむなしい。
では、なんでこんな計画と乖離が出れるかっていうと、アジア・オセアニアでの遅延があったのが原因。
多くはMaquet社の販売計画の変更によって、1Qのズレが2Q以降になるとのこと。
ここでのポイントは「以降」という表現。
はい、まだ受注は確定してないんですね。
元々、マッケとは非独占販売契約だし、今回の短信ではすんごい曖昧な表現でぼやかしていますが、3Dマトのほうが拝み倒して代理店契約をした感がぷんぷんしております。
つまり、マッケ側はそこまでpurastatの販売に対して、そこまでの重要性を置いているのか不安なのです。
ちゃんと本気出して2Q以降に売っていこうとしているのか、と。
確かに、前期の段階ではマッケは展示会で自社ブースにpurastat出して、PRとかしてたんですよー。
もちろん、実際に販売もしてたし。
それが計画変更して、今期の1Qの販売はありませんでした!って……。
マッケ側が「ちょっとこれあんま売れないんじゃね? 営業コストと見合わんかもしれん。まぁ他にも売るもん山ほどあるし、慌てんでもええや。欧州の代理店がPRして知名度上げてくれたらそこに乗っかろ」みたいに、計画の見直しをかけたんじゃないかって考えちゃう。
いやマジで。怖いなあ……って、いかんいかんいかん!!!
擁護しないといけないんだった。
えーと、ちなみにマッケ以外は最低購買量が付されているパートナーも多いようなんで、1Qに受注がなかったとしても通期で一定以上の売上が得られることは確定です。
でもこれも、結局のところ、最低購買量ってのがどの程度かわかんないので何とも言えないっすよね。。。
せいぜい数百万だったら全然意味ないし。
うーん、やっぱり悪いことを書いてしまう。
止血材が売れてこないと、グローバル販売パートナーとの契約も夢のまた夢、もしくは二束三文の契約になっちゃいますので、とにかく2Q以降、会社が言うように売上が伸びてくるのか、注視してまいります……。
今後の展開について
かわいいマトちゃんの今後の期待の材料について。
日本とアメリカの治験開始。
まーったく進んでないようですが、今期中の実施について変更はないようなので、必ずお願いします_(._.)_
後出血予防材のCE取得
これは多分問題ないでしょう。そのうち出ると思います。
売れるかどうかは別問題!ですが、ターゲットとなる医療施設は止血材と変わんないですから、既存のネットワークをそのまま使えるってことで、それほどコストもかけずに展開できるかと。
過度な期待はしてないですが、注目はしています。
止血目的じゃなくて、後出血目的で使用されることが多くなったりしてね。
TDM-812の治験の進捗
ナノキャリアのNK105は失敗しましたが、同じDDSのこちらはどうなるか。
なんだかもう今回の決算で、これだけが唯一の期待みたいになってきちゃってますが、まだフェイズ1ですからね。
とりあえずこちらも注目!
まとめ
ちょっと強烈な決算だったのでかなり凹んでいます。
岡田社長は今回の中計はかなり確度の高い計画!と言っていましたが、しょっぱなから躓いた格好になります。
会社は医療施設側の新製品導入に対する慎重姿勢を理由にする一方、代理店の数も増えてきているので巻き返し可能とのこと。
でも、この「慎重姿勢」の理由が、価格的な面であったり、有効性の面であったりする場合は、いくら代理店を増やそうが無意味なんですよねぇ。
いずれにしても、マトちゃんとは今後とも長い付き合いになりそうだぜ!
ああ嬉しいなああああ!!
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました_(._.)
【追記】2017年4月期通期でも全然ダメです……。
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今期1Qの計画は、2400万円ではないでしょうか❓
あと、4月から8月にかけて欧州の進捗率は計画の87パーセントまで回復しているとのことなので、8月は月次では1Qの販売を超えるくらいの受注があったのだと思われます。
まあ上期末から下期で販売が加速するそうなので気長に待ってみます。
それでも計画達成は難しいか?。