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大化け期待のメディアフラッグの株価はどうなるか!覆面調査と福井社長と。

こんにちは。

今日もワタクシyukiyukiが妄想で新興市場銘柄について考えてみようと思います。

今回はマザーズ上場のメディアフラッグについて紹介します。

目次

【メディアフラッグとはこんな会社だ!(ざっくり)】

まずは事業内容です。

 

事業内容はお客さんのふりをして店舗サービスなどのチェックを行う覆面調査や、実際に店頭販売のお手伝いを行う販売支援などが柱になっています。

その他にも、店頭現場の情報をリアルタイムに報告・共有できる独自開発ソフトを提供するASP事業や和菓子店やコンビニを運営するストア事業など。

まさに流通業に関する事業を多角的に展開しているって感じですね。

 

流通業を中心としたチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業においては、覆面調査事業(リアルショップリサーチ)を提供し、消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業においては、店舗巡回(リアルショップサポート)を提供し、さらに店舗・店頭の状況をデータベースにする独自開発ソフトである「Market Watcher」をASP提供しております。また、コンビニエンスストアを経営するストア事業を行っております。

 出典:http://www.mediaflag.co.jp/ir/middle_special.php

 

「メディアフラッグはなぜ上場できたか?強みは?」

主要事業である覆面調査や販促支援なんかは特に参入障壁はありません。実際創業当初は苦労したようですね。創業4期目までは赤字だったとか。

その後、博報堂なんかとの資本提携が決まって、信用力が高まったこともあり業績が急上昇していきました。アディダスや武田薬品といった大企業がクライアントになっていったんですね。

 

こういう商売は信用が第一なんで、まさに客が客を呼ぶ状況とでも言いましょうか。

 

当社にとってマザーズ上場はこの信用力をさらに高めることになったのは間違いないでしょう。

メディアフラッグは覆面調査を行う覆面調査員等をメディアクルーと呼び、すべてのクルーに対して徹底した教育・研修を実施ています。このメディアクルーの数も上場来増加傾向を続けており、今後も高い調査クオリティーを提供していくだろう。

メディアクルーとは、弊社の覆面調査やラウンダーとして活躍する調査員「MediF」に登録してるスタッフのことです。メディアクルーは北海道から沖縄まで全国各地に登録があり、全てのクルーが教育・研修を受けています。そのためクオリティーの高い調査が可能です。

出典:http://www.mediaflag.co.jp/service/mediacrew/

 

ではなんでメディアフラッグが博報堂なりの資本参画を可能とをできたのか。

 

福井社長の人脈しかないでしょう。

福井社長は旧三和銀行の出身で、当時同銀行の先輩だった元タリーズコーヒージャパンの松田公太(現参参議院議員)さんも大株主の一人に入っています。

 

福井社長は毎日ブログを更新しており、とても熱い行動的な方のよう。

まさに社長がリーダーシップをとって、その人脈をきっかけにクライアントを増やしてきた会社という印象を受けます。

「なぜ和菓子屋の再建は進まないのか!?」

では経営状況(27年12月期)です。

 

注目は十勝たちばなのケイツネ-1億7000万という数字。

メディアフラッグの黒字分をふきとばしちゃってます。

圧倒的に十勝たちばなが足を引っ張っているのが分かります。

この十勝たちばなとは関東を中心に展開する和菓子店で、長年業績不振に陥っていたのをメディアフラッグが2013年に買収しました。

 

当初、メディアフラッグはこれまで蓄積した流通支援のノウハウを活かして復活させてやる!と意気揚々でしたが、結果は現在まで大きな赤字を出し続けています。

昨年末にはこの十勝たちばなののれん代を減損処理(当初の回収額が見込めなくなった場合に、その分を損失として計上するもの)しています。

それに伴って経営の安全性を示す指標である自己資本比率も大きく低下

 

当初の見込みが甘かったと言われても仕方ないかもです。。。

 

ある意味では他社とおんなじ商品を売っている大規模店にとっては、サービス力の向上や商品の売り出し方というのは他店との大きな差別化要素となりますが、十勝たちばなのような小規模の和菓子店を利用するお客さんは、サービスよりも根本的に求めているものがあるんじゃないでしょうか。

 

 

はい商品力です

 

 

十勝たちばなの独自商品がおいしいか、おいしくないか。

顧客から選ばれるには、それがもうダントツの要素だと思います。

たいしておいしくないものにいくら素晴らしいPOPをつけても売れませんから

 

メディアフラッグは社長を含めて流通業出身者が多く、業界に精通していることが大きな自社の強みだと言っています。確かにそう思います。

 

ただ逆に言えば「おいしい和菓子を作るノウハウ」みたいなもんはなく、和菓子屋運営は実は本業である覆面調査や販促支援とのシナジーが働きにくいんじゃないかと考えています。

 

当社は株主優待でこの十勝たちばなのお菓子を送っていますが、yahooの掲示板なんかでも「おいしくない!」といった意見が散見されていました。

 

会社が取り組んでいる改善策についても、外注化や不採算部門の整理、リストラ等による原価率や人件費率の改善を優先している印象があります。

 

確かに落ち込んでいる売上を伸ばすには時間がかかりますので短期的にはこの戦略で良いと思いますが、やはり長期にわたり和菓子屋が当社の収益に寄与するようになるためには、商品そのものの品質の向上は欠かせないでしょう。

もちろん、会社も考えているとは思いますが。

 

 

「まとめ」

というわけで、メディアフラッグが大化けするかどうかはこの和菓子屋の再建が大きなカギを握っていると考えます。

母体である覆面調査や販売支援が好調なだけに、和菓子屋の黒字化が果たせたならば今の時価総額は20億程度なもんでかんなり安い。

また社長はM&Aに非常に積極的ですので、何か材料が出れば急騰する可能性もあるでしょう。

ただ、和菓子屋のように買収先が業績の足を引っ張る恐れもありますので、リスクも比較的大きと考えています。

 

まあ新興企業にリスクはつきものですけど。

 

会社の経営理念は「社会性のある事業の創造」。

 

社長も従業員を非常に大切にし、「納税」を拡大していきたいとしており、その姿勢は大変共感できますので、今後の成功を期待したいです。

 

 

 

とにもかくにも和菓子屋だろうなあ。。。

減損もして膿を出し切ったのか、それともやはり黒字転換できないのか。

最初に戻りますが、これが黒字化できないようなら本業での信用も失い、負のスパイラルに陥る可能性も出てくるんじゃないかと思います。

頑張れメディアフラッグ!

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

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