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中小企業診断士の2次試験(24年事例4)の合格答案を公開してあげるぞ!

最後!

僕が合格したときの財務の再現答案です。

ただ再現答案って言っても、特にこの年は数字があってるかどうかがほとんど。

あんまり参考にならないと思いますが残しておきます。

とにかく財務は時間との勝負。

捨てる問題はさっさと捨てる勇気が必要です。

解けないもんはどれだけ考えてても解けないですから。

解けそうなもんだから確実に押さえていくことが何よりも肝要だと思います。

目次

平成24年度2次試験 事例4の再現答案

それでは事例4の僕の答案です。

試験問題はこちらでご覧ください。

【24年事例4】

いきなり出題傾向がこれまでとはガラッと変わっていたんでかなり焦りました。

っていうかみんな焦ってましたね。

部屋の空気が変わったのが分かりましたから。

その時は気づきませんでしたが、後から見返すとこんなもんいきなり80分で全部解ける人は税理士とか簿記1級持ってる人以外はいないんじゃないですかね。

そう。

自分が難しいものは他の人も難しいので大丈夫。

何とかなります。

とりあえず落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら問題文に目を通していきました。

……ちょっと長いので問題文は省略します。

第1問(配点40点)

設問1 改修工事に伴う予想損益計算書を作成したまえ!

僕の答えです↓

売上高    (a)391,000(b)414,000
売上原価   (a)  95,200(b)100,800
売上総利益  (a)  95,800(b)313,200
販管費    (a)  77,070(b)279,730
営業利益        (a)  18,730(b)   33,470
営業外費用    (a)   24,360(b)  24,360
経常利益        (a)   -5,630(b)     9,110

全部正解です!

我ながら素晴らしい……。

あんまり覚えてないんですけど、計算途中でどこか間違いに気づいて途中で全部書き直したような。

そしてこの問題で相当時間を使いました。

そうです。

解ける問題から解けば良かったってことを僕はこのときに痛感したのです。

 

設問2 年間宿泊者数が回復した場合に今年よりも収益性が改善したかを示す指標を3つ上げろ!

僕の答えです↓

①(a)売上高総利益率  (b)75.65%
②(a)売上高経常利益率 (b) 2.2%
③(a)有形固定資産回転率(b) 0.69回

第1問の設問2の時点で焦りまくる僕。

とにかく空欄だけは避けようと早くもマスを埋めること優先作戦を展開していました。

試験後に考えると、①は総資本経常利益率とか総資本営業利益率にしとけばよかったかなぁとか、色々考えましたが、でも「粗利」ってやっぱり大事だと思うんですよね。

あと販管費も関係してくるし、借入してるんで利息もかかってくるんで②の売上高経常利益率も悪くない。

おっきな投資をしてるんで③の有形固定資産回転率も押さえておくべき指標だと思います。

有形固定資産回転率が収益性の指標かって言われるとよく分からないけど。

まぁでも6割くらいは点数をもらえたんじゃないかなぁと思います。

6割あれば合格点なんだからOKです。

 

設問3

本当に時間がなかったのですっ飛ばしました。

そして最後までかけませんでした。

とにかく埋めるぞ大作戦、早くも失敗です。

空欄なので当たり前ですが、設問3はゼロ点です。

 

第2問(配点30点)

設問1 改善策を実施た場合の損益分岐点を求めよ(計算過程も明示してね)!

これはとっときたい問題ですよねぇ。

これを落とすと痛い。

多分、15点でしょう。

僕は下記の回答の通りちゃんと正解できたよ。

188,450(固定費)÷0.587(限界利益率)=321,039(損益分岐点売上高)
321,039÷300,000(売上高)=107.01%(損益分岐点比率)

 

設問2 損益分岐点比率90%にするために固定費っていくら削減が必要?

これもとっておきたいですね。

僕の答えは↓になります。

X(損益分岐点)÷300,000=90%
X=270,000
270,000=0.413×270,000-固定費=158,490
188,450-158,490=29,960千円(必要固定費削減額)

よっしゃー!

完璧だぜ!

……って思ってましたが、税効果を考慮することを完全に忘れてました。

でもまぁ、10点くらい貰えてるんじゃないかなぁと。

計算過程も明示って書いてるくらいなんでね。

最後の答えが合わなくても着実に部分点を確保しましょう。

 

第3問(配点30点)

設問1 割引キャッシュフロー法を用いて、企業価値を求めよ(計算過程も明示してよ!)。

これも税効果を考慮する必要があります。

もちろん、僕は前問で税効果のことが完全に頭から抜け落ちてますので、この問題でも税効果を無視しちゃってます。

僕の答えは↓です。

114,574÷572,875×5%+458,300÷572,875×4%×0.6=2.92%
-32,150+25,400(減価償却費)+16,000(不要人件費)=9,250
9,250÷2.92%=316,781千円

でもさっきも書いたように税効果抜けてるだけなら10点くらいはもらえたと思います。

配点15点で10点ゲットできれば十分です。

設問2 事業承継を考える際、承継先としてどのような相手が考えられるか。また、その際の留意点について書いてよ!

この問題の解答を書き始めたとき、すでに残り時間は既に5分を切っていました。

猛ダッシュです。

象形文字みたいな読解困難な字で思いつくまま書きなぐってやりました。

下記が僕の回答です↓

自社の幹部社員等が考えられる。留意点は①株式はオーナーに残したまま経営権のみを譲渡するか、株式も全て売却するか決める必要がある点、②事業承継計画を策定し、それに沿って従業員や取引先へ混乱を生じさせないよう事前の説明が必要な点、③後継者を外部への研修会へ参加させる等、経営者に必要な能力を早急に身につけさせる必要がある点、である。

時間がないのでこんなもんでしょう。

むしろ良く書いたなぁと。

試験終了後、周囲を見渡すと結構、この問題を完全に埋めてる人は少なかったです。

完全に空欄の人もチラホラ。

お、やっぱりみんな時間に苦労したんだろうなぁということを痛感しました。

 

以上、僕の再現答案でした。

とにかく

・与件にたいていの答えは書いてある。

・自分が解けない問題はみんな解けない。

・100点を取る必要はない。

・財務は捨てる問題はサッサと捨てる。

・でもできるだけ財務で点を重ねられると有利だぞ!

 

こんなところでしょうか。

ちなみにこの前年の23年のときは不合格だったんですが、診断協会から来た結果は

事例1:B

事例2:B

事例3:B

事例4*A

総 合:B

でした。

 

多分、24年も同じような感じだったんじゃないでしょうか。

紙一重で合格したんだと思います。

 

それでは一次試験に受かった皆さん、2次の健闘をお祈り申し上げます!!

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